「と、言うことになりましたから手配してくださいね。中津さん♪」
「かしこまりました」
あれ?すんなり・・・
ちょっとびっくり・・・
中津さんが夕飯を作りながらエプロンのポケットから紙を取り出した
資料か?簡潔にまとめてある
「北陸の山奥・・・住所はこちらで写真もあります。妹様のお屋敷の写真です」
「お・・・」
古びた洋館
かなりデカイな
山奥の洋館とはなかなか・・・・まるで、ゾンビゲームのあれみたいではないか
「有村先生の娘様ですからね。手を出したら・・・」
ごんっ
分厚いカボチャを一刀両断
こぇえええ!!
「こうなる覚悟も」
「中津さん怖い」
「ぼっちゃまのためです」
しっかしキツい美人だなぁ
意外に甘えたらうぶな反応したりして
後ろからソッと近づいて
抱きついてみた
我ながら命知らずな事をしてしまったな
うなじからいいにおい
彩花と比べてはいけないが
かなりの美形
うーん・・・胸もいい
抱きたいっ、、、
「ぼっちゃま」
「はいっ!?」
「私がなぜ、この年齢で貴方のおじ様に認められて執事を任されたのか分かりますか?」
「体で売り込んだから?ジジイはすけべだからな」
「・・・・・」
「あー!すんません!」
振り返った
キツい目付きだ
美人・・・見てて飽きないね
・・・・でも怖い
「感情に流されない女だからです。どんなに気持ちをかき乱されようとも目的を必ず達成するからです」
「へ・・・」
「夕飯、できました」
「はい・・・」
「お食事は一人でどうぞ。なにかあれば隣の部屋で仕事をすませてきます・・」
「はい・・」
大人しくしよう
いや・・・でも・・・なんか・・・感情に流されないキツい美人を征服したいって思っちゃうなぁ
喘がせてトロトロにぃ、、、なんて、、、
してみたい!
狙うか?
いや・・・しぬかもしれん
一人で食事か
ちなみに食事も平凡な物に
なんだこれは・・・
まぁ・・・食えなくはない・・・・いや、素材を考えたら一流
中津さんの調理技術のおかげだろうが
素材の質は三流
超一流の俺がこんなもの食ってたら格下げになってしまうではないか!
「ぼっちゃま、お味は」
「中津さんの調理技術がすさまじいのが分かりました。味はかろうじて二つ星」
「お褒めいただき。光栄でございます」
「中津さん・・・」
「はい?」
「一人で食事はキツい・・・そばにいてくれませんか」
「・・はい、ぼっちゃま」
少し微笑んだか?
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