私は、強い尿意で目が覚めた。枕元の時計を見ると朝の5時丁度だ。9時から始まる入社式まで四時間。緊張するな。いよいよ社会人のスタートだ。でも、この2日間母の献身的なヘルプと指導で度胸がついたのは確かだ。
アレッ待てよ?俺、母さんのベッドで一緒に寝たんじゃなかったっけ?垂れたオッパイをちゅうちゅう吸ったりとか、、母さんがコンドーム付けなくても大丈夫とか、、貴方の赤ちゃんが欲しいとか、、めちゃ過激なこと言ってたな。
それで我慢汁どころか、お漏らし迄したんじゃなかったのか。なのに。今自分のベッドにいるではないか。
母の後ろ向きの寝姿が見えた。掛け布団に大きなお尻が盛り上がっている。
頭は朦朧としながら、ベッドから起きあがった。カーテンを少し開けてみる。まだ、外は真っ暗だ。ヒルズの灯りは昨夜と同じのまま煌々と六本木の街中を照らしていた。もしかすると。昨夜のあの淫靡な情景や母とのやり取りは夢だったのか。
部屋の中を見回してみた。母との性行為の痕跡は残っていなかった。母の枕元に確かにあった筈のコンドームも跡形もなく消えているではないか。やはり、夢に間違いない。ソファーに座って母の寝覚めを待った。
うとうとしているうちに、ソファーで寝てしまったようだ。母の甲高い声で目が覚めた。さあ、いよいよだね!起きた起きた!6時だよ。
正面に、澄ました顔の母が座っていた。切れ長の目に少し不満が漂っているのが息子にはわかる。
あっ母さん!昨日はあれからどうなったの?
どうもこうもないわよ。貴方すぐ自分のベッドで寝ちゃったんだから。ダメな息子だね。あれしきの行軍で体力ないし、2日連続で鼾かいてたわよ。母さんほっぽらかしで。戦意なしってとこかな。
歴女っぽい表現だが、期待していたセックスしてくれなかったってことか?愛する息子のはなむけに。自らの○○○を掻き回され、精液を放たれたかったのだろう。これは、流れからして疑うことが出来ない。二人の間の暗黙の了解だったはずだから。
ごめんなさい。これからサービス出来るんだけど。母の隣に座って、泉岳寺や六本木の街中でやったように肩に腕を回してみた。
浴衣の下から、勃起したペニスを母の目がしっかり捉えていたが。
ダメよ。今日だけは会社が第一!貴方の今後の長い長い社会人としての一番大事な日なんだから。
母はスルリと私の腕から抜けてソファーから立ちあがった。
母さん先にシャワー浴びるからね。貴方も準備しなさい。
私の前で、前を隠すことなく、浴衣と下着を脱いだ。股間の陰毛の奥から、滴が糸をひいて垂れ落ちた。
ママのことわかった?また7月に来るわよ。あっそれからアレは、貴方のバッグに入れといたから。
母は、素っぴんの切れ長の瞳を暫く妖しく光らせながら。浴室に入って行った。
後からわかったのだが。私のバッグの中には、例のコンドームが未使用のまま。そっくりそのまま入っていた。
完
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