俺と有村先生で工場を視察する事に
視察は彼女からの要望だそうだ
年下のお嬢さんに先生と呼ぶなんてな
まぁ、それくらい世界から評価されているんだ
彼女の眼の奥に何か強い信念を感じた気がした
並々ならぬ、何かを守ろうとする・・・そんな信念
しかし、社長になると運転手付きの車に乗れるんだった
(。・ω・)俺、運転しないとむずむずしちゃう
「私のわがままで聞いていただいてありがとうございます」
「いえいえ、、」
ちょっと綺麗すぎて緊張しちまう
若い頃の俺なら喰ってかかっていっただろうがな
(`・ω・)b報酬は好きなだけあげるから僕の愛人になりませんか
なんて言えちゃう立場
ま、結愛以外嫌だしな
どんなに美人でもね
工場についた
買収したメーカーの工場を少し増築している
老舗で技術があるからと言っても売れなければ商売にならない
会長と仲が良かったのですんなり話は決まった。買収というより吸収合併というやつか
俺はまだまだ勉強不足だな
「私、このカメラメーカーが好きだったんです」
有村先生はガラスの向こうの工場内を見ながらそうつぶやいた
「やはり、カメラにはこだわりますよね」
「えぇ・・・道具は信頼性が第一です。・・・・まぁ最新の物が最良の物とは限りませんけどね」
「なるほど・・・・貴女はどうして写真家になろうと思ったんですか?」
有村先生はくすっと笑った
野暮な事を聞いてしまった
「父の背中を見て・・・決めました」
「へぇ・・たしかお父様も有名な写真家さんでしたよね、才能が受け継がれたんでしょうね」
「え、えぇ・・・・まぁ」
ちょっと苦笑した
えらい美人だが
隙が多くてかわいらしいな
工場の視察を終えた頃にはもう夕方
なんか歳のせいか一日が終わるの早く感じる
(*´∀`*)ロウカゲンショウカー
有村先生と少し仕事の話
若い子からも勉強になる話を聞けるもんだな
歳なんて関係ない
生き方が濃密だと年齢に関係なくしっかりした価値観や考えをもてるもんだな
まだ20代前半だというのに
人間的に俺より遥か上だ
「まだまだ私もぎこちない社長ですよ」
「そうなんですか?私にはしっかりしてるように見えましたが」
「まだ任されてから数日しかたってませんよ」
「えー、、」
(。・ω・)とほほな境遇なのですよ
カメラ部門は会長の意向を大事にせねばならんしな
板挟みってやつか?どうせなら乳に挟まれたい
(*´∀`*)ニカッ
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