迷った末!
僕は!
・・・・・レオを選んだ
「レオ、一緒に寝よう、、」
姉さん涙目・・・ごめんね、、
「瑞希のいくじなし!」
「ちょ、、胡桃ちゃん、、」
胡桃ちゃんはふて寝しちゃった
あー泥沼・・・・
「はいはい、電気消すぞ」
咲子さんは飽きれ顔で電気を消した
レオに抱きついて目を閉じた
最近シャンプーしたばっかりなのかな?
心地いい犬のかおり・・・?がする、、
ふさふさでかわいいし抱き心地いいなぁ、、
姉さんも寝ちゃったかな
安心して寝れそう
目を閉じて・・・深い眠りに誘われて
落ちていく・・・・
ふと、目が覚めた
夜中・・・
みんなまだ寝てる?
起き上がって台所に行き水を一杯飲んだ
ふと、見渡して気付いた
姉さんと西野さんがいない
嫌な汗が落ちてきた
また・・・奪われちゃうの?
部屋を探してみたけどいない
玄関に靴がない
どこに行ったの?
部屋を出て
薄暗いマンションの廊下
角のほうに一瞬見えた姉さんの影
すぐに追いかけた
屋上に行ったの?
階段をかけあがる
屋上のガラス戸から話声が聞こえる
「瑞希くんにバレたらまずいですよ?」
西野さんの声・・・
「いーからいーから」
姉さん・・・なにそんな甘い声出してるの?
許さない・・・渡さないから!
ドアに手をかけようとした
けど、話を聞いてうごけなくなった
「瑞希くんの進路、どうしてあげたらいいんだろう」
「あー・・・やりたい事が見つからないんですよね?」
「うん・・・それにさ、まだ一年もたってないんだ・・・母さんから救ってあげてから・・・まだボロボロだよ、先の事考える余裕ないんじゃないかな」
「・・・・そうですよね、心が癒えるには時間がかかりますから」
「ほら、西野くんとの件でも傷つけちゃったしね・・・夜中にね、泣いてるんだよあの子・・・苦しそうで抱き締めてあげるしかできない」
姉さんのすすり泣く声
「俺も協力しますよ・・・」
「ありがと・・・私、あの子を幸せにしたい、しなきゃいけないの」
僕はガラス戸を開けた
「僕は幸せだよ」
二人は驚いて固まった
「あ・・・瑞希くん、聞いてた?」
「うん・・」
「もう、、、おいで、、」
近寄って抱き締められる
年が離れてるせいか甘えてばかりだなぁ
「やっぱり夜中に抜け出して相談ってのはバットアイディアでしたね」
「うるさい弟子のくせにー」
「すみません、、」
ちゃんと僕の事考えてくれてる
姉さん大好き、、、、
※元投稿はこちら >>