夕飯を食べつつ
姉さんはカタログを見ている
「姉さん、お行儀悪いよ!」
「ん!?はぁい、、」
「おいしいよ?先に食べてから見ようね」
「はぁーぃ、、、」
咲子さんがなんか吹っ切れたようにガツガツ食べてる
咲子さん、おつかれ様です
たくさん栄養補給してください
「西野、グラタン熱い、冷まして」
「え?、、は、はぁ、、ふーふー」
仲良さそうな兄妹みたい
いい雰囲気かも、、、
食後
姉さんはカタログを食い入るように見ている
「決まった?」
「ううん・・」
「じっくり悩んでね」
「はぁい、、」
僕はレオを撫でてふぅっと一息
なんだか落ち着く
「彩花先生、車買い換えるんですね」
「え?え、、、うん、、、あの、、、かっこいいのかかわいいのにしようか迷ってて」
「あ・・・・、、、そ、そーですか、、はは、、」
やっぱり気まずいのかなぁ
胡桃ちゃんはレオに抱きついた
「瑞希は大学どこに行くの?」
「ん?まだ決めてないよ」
「今すぐ決めて!」
「無理言わないでよ、、なんで?」
「同じ大学がいいもん・・、、」
胡桃ちゃんがもじもじしながらレオの耳をいじりだず
レオは気持ち良さそう
「東大はさすがに無理だからそれより下かなぁ」
「ん・・決まったら教えて」
「うん、わかったよ」
「・・・、、」
「彩花、いいかげんに絞れ!」
「決まんないんれすぅ、、」
「まったく、なんでこういう時に決断力がないんだ」
「外車ってかっこいいのばっかりでぇ、、」
西野さんがそれを見て苦笑してる
咲子さん、姉がすみません、、、
僕もカタログに目を通した
胡桃ちゃんものぞいてきた
「どれがいいかな?」
「フェラーリがいい」
「住む世界が違うみたいだね・・・」
決まらない・・・かなぁ
「決めたぁ、、」
姉さんがカタログをぱしぱし叩く
フィアット500ツインエア
って車
なかなかかわいいし燃費もいいみたいだ
咲子さんはため息をついてコーヒーを飲んだ
「まったく・・」
「咲子さん、ありがとうございます」
「ううん、それよりおいしい夕飯ありがとね」
帰宅するにはもう遅いかな
西野さんと胡桃ちゃんはまだいる
胡桃ちゃんがとまってくってうるさいから西野さんも仕方なくってかんじだ
「よし、とまってきなさいな」
咲子さんがタオルケットを一人づつ投げわたした
「瑞希くん、おいで」
「あ、うん、、」
近寄って寝るのはいつもの事
「瑞希、こっち来て!」
「へ?、、、」
「彩花先生ばっかりずるい」胡桃ちゃんが袖をつかむ
どーしよ、、、、
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