休日・・・・朝から姉さんが落ち着かない様子
どうしたんだろ?
「ねえさーん?」
「んー・・」
「どしたの?」
「瑞希くん、私の貯金、いくら貯まった?」
「は?え・・・と・・」
家計簿任されたからうまくやりくりしてる
貯金はしっかりしてるから・・・・
「えーと、まぁ・・・そこそこあるね、700万はすぐに使えるし、定期にもたっぷり」
「よし、決めた!」
姉さんがぐっと拳をにぎり、何かを決意したように
まさか・・・家でも
「車・・・・買うっ!」
つも・・・り・・・え?
「車?」
「そ、選ぶから付き添いたのんますー♪」
車か・・・まぁまぁ、大丈夫
姉さんの収入も安定してきてる
毎月結構な額の報酬
名が知られてきたからこそだね
食費は僕が安くて美味しいもの作ってるし
二人の娯楽は・・・うん・・・言わない、、、
お金かからないし、、、
姉さんに手を引かれるまま連れていかれた
車に乗ってディーラー巡りの旅に出発だ
「姉さん、なんで急に?」
「いやぁ、そろそろ古くなってきたしね」
「・・・・西野さん帰って来たから?」
姉さんが気まずそうな顔をして
静かに頷いた
「この車の中でやらしー事いっぱいしたから・・・忘れたいの」
「・・・・じゃ、次買う車は僕とやらしー事いっぱいしようね」
姉さんが照れ笑いをしながら僕にげんこつしてきた
「やめれぇ、、、事故るよ、、」
「はいはぃ、、、」
近くのディーラーに来た
国産車が一番いいのかな
壊れにくいし
「かわいくてかっこよくて速くて強そうで低燃費なのがいいなぁ!」
「姉さんストップ!」
姉さんこういう時は子供っぽいよな
とりあえず見てよく考えないとな・・・
色々見せてもらった
姉さんは運転がそこまで下手ではないけど
大きな車はNGらしい
かわいい車かぁ
村田先生が乗ってたまるっこい車はかわいかったけどな
「こちらの車はいかがでしょうか?」
「んー・・・かわいくない」
こら、姉さん・・・、、、
ここは僕が話そう
「コンパクトカーでもうすこし女性向きの車ありますか?」
「それでしたらこちらの車がいいですね」
うん、燃費も悪くないし荷物も多くつめそう
「姉さん、これいいよ」
「・・・・・・・」
「気に入らない?」
「・・・・・・・これ速い?びゅーんて加速できる?」
「わがまま言わない!、、」
「はぁい、、、」
国産車は全部ダメでした、、、
姉さん、わがままだなぁ、、
まぁ、高価な物を買うんだからなるべく望み通りの物にしよう
次は・・・外車になるのか
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