咲子さんの住まいが決まった
近くの、僕と姉さんのマンションよりもうワンランク上の所
咲子さんは契約書を見ながら微笑む
「いいねー」
「ししょー、同じ所に住みましょうよー?」
「弟子と同じ住まいじゃな・・・・それに急にお邪魔したら困る時もあるだろ?」
「う・・・、、、」
ちょくちょくいじられる、、、
レオともう少し一緒にいたかったけど
まぁ、歩いて数分の所だしね
会いたければいつでも会える
咲子さんの引っ越しの簡単な手伝いをして帰ってきてからすぐに・・・
僕と姉さんは体を重ねた
我慢してたから本能のおもむくままに動いて、出して、出して・・・・
疲れはてて・・・・
夜中に目が覚めた
真っ暗な部屋の中
隣に寝ているはずの姉さんがいない
とりあえず服を着て台所に行き水を飲んだ
ベランダの方を見ると姉さんが夜景を見ているのに気づいた
僕も黙って姉さんの隣に近寄った
「瑞希くんも寝れないの?」
「うん・・全部姉さんに注いじゃったから疲れて」
「あはぁ、、、、」
寄り添って遠くに見える夜の街を二人で見る
きらきら輝いて
星空よりきれいかもしれない
「私ね、君を選んで本当によかったと思う」
「ん?」
姉さんは恥ずかしそうに頬をぽりぽり描いた
「んと・・・・、、もし西野くんとあのまま・・・・流されて、罪悪感が怖くて・・・逃げるように結婚してたらずっと後悔してたと思う」
「・・・辛くない?僕とえっちした後」
「・・・・それは、あるよ・・・まだこうなってから一年もたってないし・・・弟、受け入れちゃってる、いけない事してるって思う・・・」
姉さんは僕の頬を手のひらつつむようにして
じっと目を合わせた
姉さんの目、きれい
「瑞希くんも辛い?」
「うん・・・・たまに・・・怖くなる」
「そっか・・・」
抱き締められた
僕も抱き返す
「でも僕は好きだからいい、そんなの耐えられる」
「うん、、、」
「姉さん、大好き」
「私も、、、いや、瑞希くんの二倍好き」
「む?、、、姉さんの予想を上回ってるよ、僕の気持ちは、、」
「あーぅ、、、しあわせぇ、、」
姉さんが微笑んでキスしてきた
何か、二人で繋げる証がほしいな・・・
指輪・・・とか?
ベタかな、、、
また、考えておこうっと
きっと、この先も悩みがたくさん出るんだろうけど
二人で決めたから
きっと大丈夫
いつも通りの朝が戻ってきた
二人きり
朝御飯を食べて
僕は学校の準備をする
今日もがんばろう
二人の未来のために
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