学校が終わり、香織と一緒に帰宅する
玄関のドアを開けると
レオがしっぽを振って出迎えてくれた
香織は驚きながらもレオの頭を撫でている
「犬飼うの?」
「えっと、姉さんの友達のワンちゃんで・・・しばらくその人を泊めてる間だけお世話する事になったの」
「へぇー」
香織がレオとじゃれてる間に料理の準備しよっと
今日はいちごのタルトを作ろう
姉さんの好物だ
玄関の扉が開く音がした
咲子さんと姉さんが帰ってきたようだ
「お帰り、姉さん」
「んー、、」
抱きついてくる
他にも人がいるんですが、、、
咲子さんは香織と挨拶を交わしている
「瑞希くんの幼馴染みかぁ」
「はいっ、、」
「うんうん、彼は幸せ者だね」
「へ?、、」
香織は首をかしげた
姉さんはまだくっついてくる
恥ずかしいんだけど、、、
「もしかしなくてもいちごのタルト作る気?」
「当たりー、、」
「きゃー、、」
ほっぺにキス・・・・されるんだけど、いつもなら、、
でもさすがに空気を読んで離れた
一時間ほど香織に料理指導
姉さんは咲子さんとまた仕事の話をしている
レオはソファーでのんびり
「おいしそぅ」
「だねだね、姉さん喜ぶよ」
「瑞希くんってシスコンだよねー」
「え?あー、、、えーと、、」
「お姉さんが羨ましいよ」
「よ、よ、よし焼こうか」
僕と姉さんの関係を感づかれたらまずい、、、
シスコン弟と思っててくれてかまいません、、、
生地をオーブンに入れてから
香織はため息をついて僕の胸に触れた
「ん?」
「あの花園胡桃の告白を断るくらいなんだから・・・私に望みなんてないよね」
「香織・・・」
香織がすこしキツイ目を僕に向ける
「無理矢理にでも・・・瑞希くんを私のものに・・」
「ちょ?、、」
「なーんてね♪」
香織はニコッと笑った
なんか本気っぽかったけど・・・ふざけてただけかな
ケーキが焼けた
姉さんが喜んで食べてくれた
夕方、香織が帰ってから僕は宿題を片付けていた
姉さんはパソコンで写真の編集をしている
「さて、レオの散歩ついでに周辺を見てまわってくるかな」
「ししょー、ここのマンション空き部屋あるからここにしちゃったらどうです?」
「んー?いいかもね・・・ま、考えとくよ」
咲子さんが部屋を出て行った
僕はすぐに姉さんのところに向かう
姉さんも僕に近づき抱き合う
我慢してたからはちきれそう
「すぐ帰ってくるかも・・」
「でも欲しい、、」
「僕も、、」
やっぱり我慢できない二人、、、
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