姉さんの仕事が終わり、近くのドッグカフェに来た
ワンちゃんが、、いっぱぃ、、
「姉さん、犬がいっぱい、、」
「だねだね、、」
咲子さんは僕らの様子を見て微笑んだ
「姉弟・・・だなぁ」
テーブルを案内された
レオが僕の足の近くにきてくっついてきた
なつかれちゃったかな、、
店員さんが来たのでメニューを見てそれぞれで飲み物を注文した
姉さんはコーヒーを注文した後
咲子さんを見て首をかしげた
「師匠、なんで日本に?」
「あ?えー・・・移住する」
「どこに?」
「日本だよ」
「へぇ!?や、やった、、」
姉さんは嬉しそうにガッツポーズした
咲子さんが運ばれてきたコーヒーを一口飲んで苦笑した
「イギリス人のおしゃべり好きが嫌になったのと、私の妹が新しくなにか始めるらしくてね・・それが気になったから」
「妹いたんですか?」
「知らなかったの?双子の妹がいるんだ」
双子かぁ・・・美人さんの双子
妹さん、見てみたいな
咲子さんがパンっとお願いするように手のひらを合わせた
「で!急に決めたから泊まる所がない!泊めて!」
姉さんも僕もポカーンとして反応できなかった
「し、師匠!?荷物とか入りませんよ?」
「鞄ひとつにまとめて家具、車は売っぱらった!」
身ひとつ・・・いや、犬一匹と小さな鞄で移住するなんてなぁ
うちはペットも許可されてるし、まぁ・・いいんじゃないかな、僕はへーき
姉さんは一瞬微妙そうな顔を・・・・・・したような気がしたけど了承したようだ
恩ある師匠だ、断れるわけないだろうな
「彩花、ごめんね」
「師匠のためなら!」
姉さんがニカッと笑う
こーいう所が好き、、、
帰宅して
咲子さんに空き部屋を使ってもらう事にした
「瑞希くん、改めてよろしくね」
「あ、はい!こちらこそ」
咲子さんしばらくは新居のマンション探しに没頭しそうだな
さて・・・
姉さんと咲子さんが仕事の話をしだした
僕には踏み入れない世界だ
夕飯の準備しよっと
レオが僕の近くにきてすりよってくる
かわいい子、、
何歳かな?
若くはないようだけど
「レオもよろしくね」
しゃがんで抱き締めると
返事をするようにレオもくっついてきた
冷蔵庫を開けたけど食材がない
買い物に行かないと
「買い物、行ってきますね」
「あ、私も!」
姉さんも何かほしいものがあるのかな
咲子さんに留守番を頼んで
二人でエレベーターに乗った途端
姉さんに抱き締められてキスされた、、
え、、?
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