今日、香織と学校から帰るとお客さんがいた
胡桃ちゃんだ
「わ、久しぶり、胡桃ちゃん!」
「ん・・、、」
「しばらく連絡とれなくて心配してたんだよ」
「海外で休暇、勝手に心配しないで、、」
おみやげ!
と言わんばかりに僕に紙袋をつきだしてきた
香織は固まっている
「え、、、花園胡桃、、」
「なに?」
「ふ、ファンです!」
「ん!?、、」
あ、有名人だもんな・・・
姉さんはニヤニヤしながら板チョコをかじっている
「本場の味は違いますねぇ」
「姉さん、おみやげ?」
「ん、一かけらあげよう」
「ありがとー♪」
チョコ食べるなんて久しぶりだなぁ
「瑞希!」
胡桃ちゃんが僕の手をつかんだ
え?なに?
「私・・・離れて思い知ったの、、」
「え?あ、、なにを?、、」
「瑞希、大好き、、付き合って、、」
いきなりで・・・・直球すぎて返事が返せない
部屋が静まり返る
僕、、、ピンチ?、、、
「く、胡桃ちゃん?、、」
「だめ?、、」
うるうる泣きそうな顔をしている
いつも高飛車で不機嫌そうな顔なのに・・・
この顔は、、、
「ご、ごめん・・僕なんかと胡桃ちゃんは釣り合わないよ」
「う、、、」
「それに僕、好きな人がいるから」
「っ、、、」
胡桃ちゃんが部屋から出ていった
あちゃ・・・・もう会ってくれないな、たぶん、、、
「瑞希くんが・・・有名人の告白を・・・断った」
「香織・・・」
「な、なんか気まずいから私帰るね、また今度料理教えてね!」
香織も足早に帰っていった
えー、なんなの・・・
姉さんも開いた口が塞がらない様子
「・・・・・・」
「姉さん、なんか言ってよ」
「瑞希くんが悪い」
「へ!?、、」
夕飯を食べた後
胡桃ちゃんからメールが来た
[ばか!]
って、、、、
ごめんなさいとしか返信できないよ
姉さんもなんか不機嫌だし
どーしよう
「姉さん?」
「瑞希くん、もう少し性格悪くなりなさいな」
「何言ってんの?、、」
「君は本当に愛想振り撒きすぎだよ!おねーちゃんだけに注ぎなさい!」
嫉妬かな?、、
姉さんの頭を撫でる
「注いでるじゃん、毎日、、、」
「ん、、、」
「僕は姉さんが好きだもん」
「きゃー、、、」
「おいで、可愛がってあげるよ」
「はぁあ、、、」
もう毎晩、、してる、、
学校サボらないようにしなきゃな
中に出しちゃう気持ち良さを覚えたから
堕落しすぎないように
快楽に、溺れちゃ、、、だめ!、、
好意を持たれてたなんて、思いもしなかった
どーしよう・・・・これから・・・・、、、、
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