香織と夕飯をつくってテーブルに並べた
「いただきまーす」
二人でご飯を食べながらあれこれ昔話をした
楽しいなぁ・・・僕の昔を知ってくれている
「瑞希くん、明日も来ていい?」
「ん?お祖母ちゃん、心配しない?」
「うん、へーきへーき」
「そか・・・あ、もう七時になるね、送ってくよ」
「あ、うん・・・」
今日はいい日だった
古い友達に再会できたし
「瑞希君・・・あのさ」
「うん?」
「・・・・その」
「なぁに?」
「ううん、まだいい・・・まだ言わない」
「んー?」
なんだろ、うつむいてしまった
夜道は女の子一人じゃ危ないもんね
・・・・・・・・僕が守れる男かは分からないな
いや、筋トレですこし鍛えたし大丈夫だよ
香織の家はおっきいな
なんだか豪華な門がある
「じゃ、また明日♪」
「うん、またね♪」
見送って、僕は家のほうに足を向けた
帰っても誰もいないのに
我慢我慢、また溺れちゃいけないもんね
帰宅して、お風呂に入ってテレビを見て、予習復習をして
そろそろ寝る時間
姉さんがいない
寂しい・・・その感情が溢れ出す
姉さんに電話したいけど
外国だし・・・
ごろんと寝転がる
姉さん、会いたいよ
抱き締めたいよ・・・姉さん、姉さん・・・・・
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