小学校の頃には母さんに体の関係を強要されていて
学校からまっすぐ帰らず図書室で時間を潰したりしていた
香織と出会ったのは図書室で・・・・
一緒に本を読むようになってどんどん仲良くなっていった
香織は習い事をいくつかしていて、ピアノとクラシックバレエだったかな
うん・・・今も昔も美少女でした、姿勢がよくて目がくりくりきらきらしてて
一緒にいる事が多くて、みんなから冷やかされたりした
お別れの時は悲しかった
けどどうしようもなくて、僕は本をプレゼントしてさよならした・・・
また・・・会えたんだな
お昼休みだ
あー、どうしよ
香織とお昼食べようかな
「瑞希くん、いつも結愛先生とご飯食べてるんだよね?」
「え?、、なんで知ってるの?、、」
「だって知り合いだもん♪バレエ教室で一緒だったの!私も弟子だよー」
香織がニコッと笑う
うあー、まぁいいか、、、
休憩室に行くと村田先生がニヤニヤして待っていた
「弟子ども、いらっしゃい」
「先生、お昼ご一緒できて光栄ですっ」
香織は嬉しそう
僕は無言・・・
弁当箱を開いた
今日は凝ったお弁当にした
香織は僕の弁当を見て目をキラキラさせている
「わ・・・すご」
「えへ、、」
「瑞希くん料理できるようになったんだね」
「元々やってたよー?、、」
「へー、知らなかったぁ」
師匠・・・ニヤニヤしないでください!
授業中
ノートを書きながら授業を聞く
香織はかなり頭がいいからなぁ
学年トップはすぐにとるだろうな
斜め後ろの男子生徒が香織に話しかけている
そりゃ、狙われるだろう
あんだけかわいいんだし
僕は授業を受けながら
ふと姉さんの事を考えている
姉さんに会いたい
でも耐えないと
耐えて強くなってまた会えたら、思いっきり抱き合うんだ
そしておいしい物をいっぱいつくってあげよう
姉さんのためならなんだってしてあげる
大好きだもん、当たり前・・・・・あー、会いたいなぁ
放課後、帰宅の準備をしたけども
帰っても寂しいだけ
図書室に行こっと
携帯のマナーモードのバイブが鳴る
誰だろ?
桂さんからだ・・・
「もしもし?」
「お父さん、なぁに?」
「・・・、、、、、、あ、いや、、、何か困った事はないか?」
「ううん、ないよー♪」
「そうか・・生活費はリビングの棚に入ってるからな?場所、分かるな?」
「へへ、分かるよー?」
「そうか、気を付けて帰れよ?」
「はぁーい♪」
電話をしまって
なんだかホッとした、なんでだろ?
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