まだまだ不馴れな授業が続く
大丈夫かなぁ、私・・・
もっとこうしたらいいとか色々アイディアを考えてはノートに書き込んでいく
職員室の隣に休憩室がある
あまり使う先生はいないけど私はここでお昼ご飯を食べるようになった
いつものようにお昼になって休憩室に入る
先客がいた
「や、結愛ちゃん」
佐方先生だぁ、、、
ちょークール!、、
「姉貴、隣、失礼します」
「姉貴て、、ま、いいよ」
かっこいいなぁ、、大人の余裕ありまくり、、
「佐方先生はお昼食べないんですか?」
「ん?あぁ、まぁ・・・これが私のお昼」
菓子パンひとつだけ
うむ・・・不健康だなぁ
「ちゃんと食べないと」
「はは、そうだよね・・料理できなくってさ、不器用なんだ」
さらっと言う台詞がまたまたなんかカッコいいな
「私、姉貴のぶんのお弁当こさえてきます!」
「いや、だから、姉貴て・・・あ、あぁ?いいの?」
「はいっ、、」
「じゃあ、よろしく・・・お礼は考えとくから」
人懐っこいと馴れ馴れしいは紙一重だから適度に距離は残しておかねば
帰宅する
お父さんが新聞を読んでいる
「ただいま」
「おぅ、おかえり」
「今度、歩さんとサーキット行ってくるからポルシェ貸して?」
「いいよ・・・・ダメ!ダメ!いろんな要素がダメ!」
まぁ、私も車好きが悪化してサーキットに行くまでになってしまった
スジはいいらしいから歩さんに色々と教わってる
「サーキットとか危ない!」
「もう何度か行ったし大丈夫」
「な・・・ポルシェはダメ!」
「壊さないから?ねっ♪」
かわいくお願いしてみる
お父さんの顔がくずれかける
あとひと押しかな?
「いっぱいえっちな事してあげるからぁ?ねぇー?」
「うぐ、、ダメだ!」
「ポルシェと私、どっちが大事なの!」
「わ、わかった!サーキット用の車買ってやるから!」
「じゃあ赤い馬のやつがいい」
「ちょ!?無理!歩呼んでこい!」
「どうぞ、ご自分で♪」
三人で夕飯するのも習慣化したなぁ
歩さんは相変わらず年齢不詳の美人さんだ
「結愛ちゃん、これおいしい、、」
「よかったぁ、、」
今日はからあげの甘酢あんかけを作った
明日、姉貴の弁当のおかずにいれようかな
父さんがバンと机をたたく
「おい!歩!」
「なに?」
「結愛を勝手にサーキットにつれていくな!」
「成人したんだし、いいじゃん」
「うぐぐ、、」
「私がついてるからへーきだよ、今度ポルシェ貸してやんなよ」
「・・・貸さん!」
今日も我が家は平和です・・
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