姉さんの事は心配だけど信頼してるし大丈夫
帰ってきたらたくさんお仕置きさせてもらいますってメールしといた
・・・・はぁ、、、
嫉妬しまくりだなぁ、僕、、
今日は香織と村田先生の家に遊びに行くことに
おしゃれしよーっと・・・・
香織を迎えに行くつもりだったけどもうこっちに来てくれていた
まぁ、かわいいよなぁ
香織はモテるだろうな
「瑞希くん、行こ?」
「はいはーい♪」
ぶらぶらと村田先生の家に向かう
香織は嬉しそうな顔
村田先生とは知り合いだったのは知らなかったなぁ
「ねー、瑞希くん」
「なにー?」
「好きな人いる?」
「・・・・うん」
香織はちょっとうつむいた
「・・・そっか」
「香織・・・僕の事?」
「うん・・・」
最近の様子でもしかしたらって思ってたけど・・・
香織はにこっと笑って涙をふいた
「ずっと好きでした!」
「・・・香織」
「・・・奪っちゃいたい」
「・・・ごめん」
ちょっとぎこちない空気になる
なんでこのタイミングでこんな話になっちゃったんだろ
「・・・その人と付き合ってるの?」
「うん・・・」
「・・・私に振り向いてもらう、私を好きになってもらえるようがんばるから」
香織の告白は受け取れない
僕は姉さんが好きだから
ただ香織の好意はすごく嬉しい
「ありがとう・・・・香織、行こ?」
「うんっ」
ちょっと意識しちゃうけど、友達でいよう
姉さんがいなくて寂しいけど、温もりがほしいけど・・・変な気持ちが沸いてきてしまうけど
・・・・ダメ
僕も香織は好きだけど、そういう好きじゃないから
村田先生の家が見えてきた
今日はポルシェがないな
「いらっしゃい」
村田先生がひらひら手を振る
「結愛ちゃんこんにちわ」
「あいよー、おあがり♪」
香織はプライベートだとちゃん付けなんだな
お菓子などを用意しといた
僕の手作りの
「いい嫁さんになれるよ、瑞希くん」
「・・・・、、」
「あーあ、照れちゃってぇ」
村田先生にいじられっぱなし、、、
香織はきょろきょろして首をかしげた
「あれ?パパさんは?」
「ん?社長とゴルフ行ったよ、もう少ししたら帰ってくると思う」
ポルシェ無かったからやっぱり出掛けてるのか
「香織ちゃん、学校慣れた?」
「あ、はい♪瑞希くんのおかげです」
村田先生がにやにや
何が言いたいんですか?、、、、
「瑞希くんのお姉さんって有名な写真家さんなんですよね、生き別れで最近再会したって、会ってみたいなぁ、、」
香織と村田先生は知らない
僕が姉さんと恋仲って事
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