姉さんが耳元で囁く話
聞かさせれてため息をついた
「どこのエロ漫画の設定から持ってきたの?」
「ん・・・違う?」
「そこまでヘビィな過去はない」
姉さんに僕と離れた間の母さんとの関係をもっと詳しく知りたいと言われた
僕は話したくないからずっと受け流してたらふてくされてお返しとばかりに変な作り話を耳元で話はじめた
「母さんは避妊はしっかりしてました。」
「う・・・」
「大体なに?あんあんしたい♪・・・って?鼻で笑いたくなる。エロ漫画の見すぎだよ」
「うぅ、、、」
「姉さんは変態だね」
「ひぃ、、、」
頭を撫でてあげるとへろへろと崩れ落ちた
僕の膝に顔をうずめる
「・・・聞かせてよ」
「ダ♪メ♪」
「いじわるぅ」
僕の過去なんかどうでもいいんだ
今がこの上なく幸せだからね
・・・・・・・うん
「どれくらい当たってた?」
「・・・姉さんもういいからさ?寝よ?」
「ん、、」
「姉さん大好き」
「私もっ、、、」
「今の僕だけを見てて」
「はぁい、、」
抱き締めて灯りを消す
えっちはまだできない
腰を動かすと足もすこし痛いし
いっぱい溜めたの・・・・出したいし・・・
いっぱい・・・・いっぱい
あの時みたいに溜めた・・・やつ
「瑞希くん、成す術が無かったんだよ」
「ん?」
「いや・・・さ」
「・・・あの時はあの状態に慣れてたから、愛されてると思ってた」
「ラーメン屋で例えるよ?」
「え?」
姉さん、何を言い出すんだろ
ラーメン屋?
「味に自信があって無料でもお客に食べさせたがる店主がいたとしよう、いくらでも、腹が膨れてもしつこくおかわりを盛ってくる」
「いないよ、そんな人」
「いたとしようー!仮定だよ仮定!もしも!だよ!?オワカリーヌ?」
「いたた、、、、はいはい、、、おわかりーぬ、、、
背中をつねってくる
子供っぽいなぁ・・・
「それは店主の好意には変わりない、すごく一方的な」
「うん」
「そんなお店に来ていつまでもおかわり注がれたら逃げるでしょ?」
「うん、怖いし」
「でも瑞希くん、君は逃げられなかった・・意思があっても現実的には親からは逃げられない・・・子供は篭の中の鳥だから」
「・・・」
「いつまでも逃げられない状況で好意を一方的に叩きつけられると人はそれを愛と勘違いする・・でもそれは違うの、一方的な欲求を叩きつけられるのは暴力だよ」
姉さんがぎゅうっと抱き締めてくれた
「もう寝よ?姉さん」
「うん、、」
「大好き、、」
「うん、、、」
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