その日の夜は雲ひとつない夜で星が見える
大木も月明かりでうっすら照らされている
私は外に出た
大木にホタルが集まっている
美しい光景だけど
なにか儚いように見える
私はしずかにカメラを構えた
翌日、ホテルに戻って写真の編集をする
満足のいく写真が撮れた
「先生、すごく綺麗ですね」
「いやぁ、、褒めてもチューイングガムしかあげんよ?」
「写真がですよ?」
「わかってるー♪」
「先生は写真より遥かに綺麗ですけど」
「うるさーい♪」
「はは、すみません」
綺麗に撮れたなぁ
想像で書いた絵ではなく
現実の物
この風景がリアルにこの世のどこかにあるって思うだけでなにかドキドキする
見る人にはそう感じてほしいなぁ
「先生はあの昔話を聞いて撮る気になったんですよね?」
「うん、そーだね・・・あの昔話の姉弟の生まれ変わりは私と瑞希くんかもって、思ったから」
「貴女はロマンチストですねぇ」
「へへぇ♪」
ディナーはおいしかった
お洒落して食べたせいもあってか最高でした
「ワインって苦手だったけど案外飲めるもんだね、おいしい」
「そうですか、でも先生はお酒弱いんですから気を付けてくださいね?」
「はいはいー」
と、いいつつ・・いい写真を撮れたせいか浮かれてたくさん飲んでしまった
ふらふらするけどなんとか歩ける
「西野くん、別の部屋とまってよ」
「はい?」
「襲うつもりでしょ?」
「・・・今から他の部屋とるなんて無理ですよ・・ほら、部屋につきましたよ」
ドアを開けてくれた
私は部屋に入って電気をつけようとスイッチを探した
「まだドア閉めないでー?くらいから」
ばん
閉まった?と思ったすぐに抱き締められた
「ちょっと?」
「もう帰るんですか?日本に」
「・・・・だったらどうするの?」
「貴女を離さない」
抱き締められたまま
答えは返せない
このまま押し倒されたら・・・非常にまずい
空手はたしなんでいるけど
今、力が入らない
ドレスの腰の部分
腕をまわされがっちりと捕まれている
逃げられない
「・・・西野くん、ごめん」
「・・・」
「私は瑞希君を愛してる」
「・・・」
「世界で一番愛してる」
「・・・」
「君の想いには答えられない」
例えこのまま押し倒されてレイプされたとしてめ
私の意思は伝えた
私は瑞希くん以外愛せない
西野くんは私をベッドに押し倒した
悔しそうに顔を歪ませて
私の服を乱暴に脱がす
すこし怖いけど・・・どうしようもない
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