姉さんは今夜あたり帰ってくるのかな
今日は暇だなぁ
お茶を飲みながらまったりしていたら着信音
西野さんからだ・・・
「あ、もしもし?瑞希くん、今暇かな?」
「あ!はい!」
「ちょっと遊びに行こうか?迎えに行くから待っててね」
電話が切れた
うわ・・・珍しい
西野さんから遊びのお誘いされるなんて・・・
ちょっとお洒落をしてマンションの前で待ってると西野さんが車でやってきた
「お待たせ、乗って乗って」
「あ、失礼しますっ」
レンタカーかな?西野さん車持ってたっけ
くんくんニオイをかぐ
あぁ、これ・・・
「新車のにおい?」
僕が首をかしげると西野さんは頷いた
「そ、買っちゃったんだ」
「すごーい!」
「へへ、、」
西野さんにどこに遊びに行く気だろうか
「瑞希くんといると男と遊びに行くっていうより女の子とデートする気分だな・・・・」
「聞こえてますよ、、」
「あ!、、あぁ、、ごめん、、、」
もっと野郎っぽくならなきゃな!中身も外面も!
「瑞希くんってモテるでしょ?」
「・・・・ペット的存在としてならみんなに好意を持たれますけど」
「はは、、かわいいな」
「うぐ・・西野さんだってモテるんでしょ?」
「え?あ・・・まぁ、、」
モデルさんとも付き合ってたとか聞いてたし
「瑞希君の比にはならないかなぁ・・・瑞希君がモテるのは下心がなく誰にでも優しくするからかもね」
下心・・・・たしかに
男が女の子に優しくするのは結局は抱きたいからだとか・・・本に書いてあった
信号が赤になり車が止まる
「西野さん」
「ん?」
「姉さんの事まだ好き?」
「・・・・・」
西野さんは困ったような顔をして頷いた
「やっぱり未練は消えないね・・・今でも愛してるよ・・・・目で追ってしまう・・・」
「・・・・渡しませんよ?」
「はは、なーんてね・・・今は別な子が気になってるよ」
「どうして・・・姉さんとエッチの時、約束を守ったんですか?」
信号が変わり車が走りだす
「分かんない・・・殴られてでも彼女の中に入れる事はできたけど・・・それは僕も望まないからね、なにより心が欲しかったし」
「西野さんって結構変態チックな事してたんですよね」
「あー、、、やめてくれ、、、興奮させるのに必死だったんだよ、、」
「ちなみに・・・今、気になってる子って?」
「胡桃ちゃん・・・」
「へ!?!?」
「意外でしょ?、、、」
西野さんが照れ笑いをした
くっつくといいな胡桃ちゃんと・・・
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