村田先生が言った事は本当なのだろうか・・・
信じていいのだろうか
「ま、そんな訳でお互い腹の内は明かしたから仲良くしましょ?」
「うーん・・・」
姉さんは気に入らない様子
僕はどうすりゃいいのか分かんない・・・
とりあえずお菓子でも出すかな
「それは分かりましたが・・・瑞季君にセクハラするのは許せません!」
「なぬ?あんな可愛い子を一人占めするのはずるくないですか!」
「ふぁっつ?チルドレンのティチャーらしからぬ言動!頭のCPUがおイカれではないのですか!」
「前から瑞季君ぺろぺろして見たかったんですよ!漫画から出てきたような可愛い子!たまらなかったんです!」
ダメだ、この二人・・・
変態的な会話が続く
僕が割り込む隙がないくらい・・・
「瑞季君の唇は私だけのもの!ミーだけの唇っ!」
「ずるい!味見くらいいいじゃないですか!」
やめてくれぇええ!////
恥ずかしくって何も言えなかったけど
会話の熱が落ち着いてきたようだ
「ま、クビはごめんですからね・・・しばらくは控えますよ」
村田先生がお菓子をつまみながらそう言う
しばらく・・・は・・・?//
「大体、本命の人がいるのに・・・浮気者!インランティチャー!」
「あぁ、あれですよ。子犬にキスする感覚です」
あぁ・・・やっぱりペット感覚なんですね・・・///
姉さんはやっぱり気に入らない様子・・・
「瑞季くん!やらしー事されたらちゃんとお姉ちゃんに言うんだよ?」
「弟子、安心なさい、キス以上はしないから・・・・・たぶん」
「むきーっ!」
もう・・・・勝手にしてください・・・///
村田先生の冗談は長々と姉さんをイラつかせて
もう夜の10時だ
「さて、帰ろうかな」
「・・・・うー」
「安心してください、お姉ちゃん?」
村田先生が姉さんの頭を撫でた
学校でどうなるんだろ
村田先生どうみても遊んでるようにしか・・・
村田先生が帰った後
姉さんが食らいついてきて
その後寝たのは真夜中・・・
荒い吐息の姉さんは疲れて眠ってしまったようだ
「瑞季くん・・・瑞季くん・・・だいすき・・・だいすきぃ」
姉さんが寝言でそう言うたびに頭を撫でてあげる
姉さんは少し前に口からこぼしてた
「瑞季君を裏切った報いはいつか来るよ」
って・・・
西野さんとの事は本当に後悔してるんだよね
僕は・・・別に気にしてないのに
だって今貴女をこの腕に抱けるんだもん
幸せ・・・幸せだよ
大好き・・・
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