毎夜、あの大木にホタルが集まる
なんでだろう・・・
私はカメラを構えるが・・・なにかまだ撮る気になれない
西野くんは周辺地域に関する書物を読み漁っている
「さすがインテリメガネくんだね」
「どーも・・・先生、どうやら火をつけたのは城の女王らしいですね」
「さっきの本だと城の召し使いが放火したって言ってたじゃん・・やっぱり筆者によって変わるもんかね」
「ですね・・・あー、ややこしいな、しっかりした書物がないです」
まだ何かパッとしなくて
撮る気にならない
西野くんがコーヒーをいれてくれた
インスタントだけどいい香り・・・
「ねえ西野くん、この車のレンタル料高い?」
「今さら聞きますか・・・ご心配なく、俺の友人から安く借りれましたから」
「君は人脈が広いねぇ」
「先生ほどじゃありません」
椅子に座っている西野くんがぽんぽんと膝を叩く
「座ってください、抱き締めたい・・・」
「ん・・・」
仕方ない・・・抱き締めるだけならいい
おとなしく座って抱き締められる
「ほんとに君はどうしようもない弟子だねぇ・・・」
「すみません・・先生がかわいいから」
西野くんが私の服をぎゅっとつかむ
私はまだ窓の外の大木を見ている
木に集まっているのかな?
何か引き寄せる原因はあるのかな・・・
「先生って集中しだすと周りが見えなくなりますよね」
「うるさーい・・・」
「給湯室でフェラしてきた時はびっくりしましたよ」
西野くんのほっぺをつねる
「いたたた、、、」
「あれは・・・君が悪いの・・・スカートの中に手入れてくるから・・・」
「先生のスーツ姿、素敵ですもん・・我慢できなくて・・・・・先生がやらしーから悪いんです」
「その後、私に中出しして拭き取らせてくれなくて、会議中もじもじしてる私を見て興奮してる下品な男は君だろぅ?君が悪い」
「な、中出しなんかしてませんよ?、、」
「したよ、さきっぽだけ入れてさ・・・中で出したじゃん、サイテー」
「あー・・・すんません、、でもあの時の先生、わざとらしく俺と視線合わせないようにしてるの、興奮しましたね、はい、サイテーでかまいません・・・俺の精液で感じてくれました?」
「ドキドキはしたけど・・・うん・・まぁ」
二人ともハッとしてすぐに離れた
「すみません・・・」
「・・・・こういう会話やめよ?」
「はい・・・」
やっぱりこの人といると危ない
寂しさが頂点まで来ているから
ダメだ・・・・
「俺、外の空気すってきます」
「うん・・・」
瑞希くんを裏切るなんてできない
はやく帰りたい
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