鏡に写る美少女は・・
可憐で儚げで・・・
強い風が吹いたら消えてしまいそう
・・・・・ええ、僕ですよ
皆が目をキラキラさせて僕を見ている
「瑞季、お前は人類の宝だ!」
「うるさいしね」
「罵倒もかわいいぞ!」
「うるさい肥溜めに頭つっこんでしね」
「嫁に来ないか!」
「しねっ!」
香織も村田先生もにやにやしてるし!
むかつくむかつく!
みんなが帰った後に
衣装を脱ごうとした・・・・
村田先生が僕の腕をつかんできた
「ストップ!」
「は?」
「まぁ、少し待って!」
「はぁああ?」
「キレない、キレない」
「キレてないです」
言われたとおり少し待つ事に
着替えたいけど後ろ手を縛られたらどうしようもないでしょ
むかつくむかつく!
職員室のソファで足をバタバタさせながらあがく
香織が隣でのほほんとお茶を飲んでいる
「香織、助けて」
「嫌っ♪」
「・・・・・」
「目がしんでるよ?」
「ふんっ・・・」
村田先生が遠くのほうでチラ見しつつにやにやしている
むかつくむかつ・・・くっ!?
ドアが開き
姉さんが・・・来た?
姉さんは僕を見てぱぁあっと嬉しそうな顔をした
あんな顔、滅多にした事ない
姉さんと村田先生がハイタッチした
なん・・・・なんなんだ
「先生ぐっじょぶっす!」
「いぇい!うすうす!」
なんだよ・・・犬猿の仲じゃないのかよ・・・・
「瑞季くぅん♪」
抱き上げられた
なんなんだよ・・・・
むかつく!////むかつくっ!///
「いゃあ//ごちそぅ//」
「姉さん、うざい」
「へぇ!?!」
姉さんからうまく逃げた
この三人女ども・・・むかつく///
香織をにらむ!
「香織、悪趣味!」
「いやぁ、どーもー♪」
村田先生をにらむ!
「にやにやすんな変態教師!」
「否定はしません♪」
姉さんをにらむ!
「姉さん!写真撮る準備しない!」
「ふぁい!」
後ろ手がほぐれない
くそムカつく!
くそムカつくっ!
逃げ出した
夜の校内を走った
どこまで走ったか分からないくらい走った
息が切れて
我に返って振り返える
「はぁ・・・はぁ・・・」
ここ・・・・どこだろ
来たことない場所・・・
どーしよ・・・・
ちょっと・・・・怖い
後ろ、手で縛られてるから・・・・
どうしよ・・・・・
ほどいてもらわないと着替えられないし・・・
ピンチ・・・・・
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