二人で毛布にくるまる
ドキドキはするけど彼を信じよう
電気を消した
「おやすみなさい、先生」
「先生はまだ寝ません」
「へ?、、、」
私はスマホをとりだした
ネット繋がるかな?
「目、悪くなりますよ?」
「うるさーい」
「ほんとに・・もう」
西野くんが抱きついてきた
胸の鼓動が強くなる
彼もドキドキしてる
「何を調べてるんですか?」
「蛍の生息地・・・やっぱりあれ、蛍みたいだね」
「はぁ・・・・やっぱり」
「・・・・明日さ、ここの周辺について調べたいから図書館行こうよ?」
「わざわざ行かなくても俺が手配しますよ」
「ん、悪いね・・」
スマホを消した
真っ暗だ
「・・・先生、おやすみなさい」
「うん、おやすみ・・」
すこし体を預けた
落ち着いた頃にはもう深い眠りに落ちていた
翌朝、コーヒーのにおいで目が覚めた
「おはようございます、先生」
「おあようこらいまふぅ・・・」
「ほら、しっかりしてください」
「うぁい・・」
西野くんにコーヒーをもらった
一口飲んですこししゃっきりした
「俺の知り合いに頼んで本持ってきてもらいました」
「は?いつ?」
「夜中です」
「いいお友だちだね」
「はは、んで、ちょっと調べたんですけどね」
西野くんが言うにはこうだった
ここの周辺に昔大きな城があったらしい
女王様が城をしきっていたが火災で城をなくしてしまったとか
跡地はなににも利用されず放置されてこうなった
あの木には火がうつらなかったんだろうか
私も書物に目を通す
あのホタルの光
幻想的だった
もうすこし群れをなして飛んでいる時を狙ってとってみようかな
その時を待つ
私はなんとなく頭の中に浮かんだイメージは
すこし儚い感じ
イメージはイメージだ
実際に撮ってみないとどうなるか分からない
その時を狙って待とう
撮れるか撮れないかは分からないけども
やってみよう!
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