この涙は、なんの涙なんだろ?
俺には、正直理解出来ていなかった。
悔し涙?母として自分が情けないと思う涙?
それとも、俺への怒りからくる涙?
とりあえず、ティッシュの箱から数枚取り出して、叔母さんに渡した。
すると、叔母さんは、ティッシュ受け取りながら、俺に崩れ落ちてきた。
そんなアホな!って読んで思う人もいると思います。
俺もそう思いましたから。
でも、その数年後、意味がわかりました。
叔母さんは、旦那さんとも上手くいっていなくて、某新興宗教にハマって、相当なお金をお布施していたことを、その新興宗教の教祖が逮捕され、解散したのちに、おふくろから聞かされたからです。
もちろん、叔母さんの精神状態がそんな事は、その時の俺は知りませんでしたから、
叔母さん!!って声をかけ、叔母さんの態勢を戻そうとしました。
しかし、叔母さんは、俺に唇を重ねてきたのです。
全く予想もしていなかった展開、望んでもいなかったし、考えてもいなかった事でした。
ましてや、俺は叔母さんの娘とエッチをしてしまった甥っ子なんですから。
キスをしている間、正確にはキスをされてる間ですが、俺は、冷静でした。
1番気になるのは、2階にいる従妹のことです。
もちろん、まだ寝てるとは思えない時間だし、いつ降りてくるかさえ分からないのですから。
そして、叔母さんは、この事を自分自身わかっているのだろうか?とさえ考えてしまってました。
少しは、叔母さんの乳房も揉んだりしました。叔母さんも、俺の股間をまさぐってきました。
不思議なのが、そんな状況でも、しっかり反応してしまっていました。
そんなに時間は、経ってなかったんだと思いますが、叔母さんは、俺にもたれながら寝てしまってました。
叔母さんは、50歳前後で、二重まぶたの、そこそこ綺麗な人でした。
何にも、しがらみが無いのなら、間違いなくしていたと思います。
でも、さすがに、従妹が2階にいる!
このことが、最後の一線を越える気持ちになれなかったのです。
この事は、叔母さんは覚えてない方がいいなぁ、と思いながら俺は叔母さんを離し、ソファに寝かせ、ブラケットをかけて、自分の布団が用意された和室にいきました。
もちろん、そのあと自分で自慰行為をして、処理はしました。
翌朝、叔母さんは、普通でした。
普通を装ってくれないと、俺もつらいですし。
従妹は、朝食を済ますと、ゆうちゃん、またねーと言って、さっさと出かけていきました。
ついに、叔母さんと二人っきりになってしまいました。
もちろん、叔母さんは、酔ってないので、そんな仕草一つ見せません。
俺も、大阪へ向かう準備ってほどでもないけど、支度を済ませ、叔母さんに駅まで送ってもらいました。
かなり、車の中で緊張しましたけど、昨夜の話題は俺は出しませんでした。
そして、間も無く駅に着くって数分前になって、叔母さんが、昨夜、ごめんね、ちょっと気持ちが不安定だったのかなぁーって笑って言ってきました。
俺は、正直、もう会うことも、ほぼ無いだろうと思って、
素敵でしたよ、叔母さんのキス!
って、調子に乗って言ってしまいました。
駅に着くと、俺は車から降りて、近鉄電車に乗り、自分がこれから1人暮らしを始める狭い部屋に、向かいました。
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