読んで頂きありがとうございます。
続き書かせていただきますね。
いきなり帰ったことを、おふくろは理解出来ないでいた。
俺にも心当たりないか?と聞いてきた。
もちろん、知らない!としか言いようがなかった。
数日後だったと思う。俺が自分の部屋にいると、下の応接間からおふくろの声が聞こえてきた。
応接間は、リビングから離れていて、おふくろはたまに聞かれたくない話の時、そこで電話をすることがあった。
従姉のことがあったので、床に耳をあてて聞いていると、おふくろは泣いていた。
そして、
おねえさん、ごめんなさい!
と電話で謝っていた。
おふくろと叔母さんは、急に帰ったことについて、電話で連絡を取り合っていたみたいだった。
しばらくすると、おふくろが俺の部屋に入ってきた。
そして、
ゆうじ、○○ちゃんと、子供が出来る様なことしたの?
と言ってきた。
なんて、答えていいか、わからない。
おふくろの目には、涙が浮かんでいた。
ゴムをしていたんだから、子供は出来ることはしていない!
単純というか、馬鹿というか、そう考えた俺は
していない!
とだけ答えた。
信じてるのか、信じたいのか、分からないが、おふくろは、俺をそれ以上追及も責めもしなかった。
それどころか、高校生がいるところに、年頃の女の子を居候させたことを、俺に謝ってきた。
それから数ヶ月経ち、俺は大阪の専門学校に通うことになった。
方角的に、俺は東から関西に入った方がいい!と知り合いから言われたおふくろは、俺を関西の叔母さんの家に一泊させてもらってから、大阪入りをすることを提案してきた。
本気か?と思ったが、叔母さんも承諾しているらしい。
その方角は、大成功している人が信じているらしい凄い人らしく、占いとか全く信じてない俺も、やはり
これからの人生のスタートだと思うと、少しでもいいと思うことは、しときたくなったので、叔母さんの家に一泊させてもらってから大阪入りすることにした。
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