頼りない男のような気がして日々精進してます・・・が!
どうなのかなぁ・・
姉さんのためにもっと器の大きな男になりたいけどなぁ・・・
休み時間中、隣の席の女の子とおしゃべりしながらそれとなく聞いてみよ
「彼氏がさー、サイテーなんだよねー」
「ん?どしたの?」
「んと・・約束守ってくれないの、デートの待ち合わせにも遅刻するしさー」
「ありゃりゃ・・約束は守ってほしいよね」
「そーそー、・・・・・瑞希君は約束ちゃんと守ってくれそう」
「ん・・まぁ、、守るよ、遅れて怒られたらやだしね、、へへ、、」
姉さんとデートする時は絶対遅れないようにしてる
好きな人を待たせたくないし・・・
「瑞希君いいなぁ・・・、、」
「ん?、、」
「・・・あ、授業はじまるよ、、」
「うん♪」
お昼ごはん
今日は手抜き
「・・・・まぁ、たまには手抜きもいいんでないかな」
「塩おにぎりってたまに食べたくなりますよね」
「・・・うんうん」
村田先生は僕のお弁当のおかずを期待してたようだ
もそもそとサンドイッチを食べている
「授業参観中のお姉さんさー、あつーい視線を誰かに送ってたよ」
「は、、、!?」
「誰とは言わぬがね、うん・・・・いやぁ、恋する乙女の目は美しい」
「・・・・、、」
いじられるんだよね・・・・、、、
もっと俺様系でいようかな、、・・・いや、僕には無理か、、、
下校した、あれ?マンションの駐車場に車はない?
帰宅するとシーンとした室内、カバンを置いてため息
姉さんは仕事か、勉強でもしよっかな
「おかえりー♪」
「あれ?姉さん?」
「なにキョトンしてるの?」
「車・・・無かったから」
「へへっ、車検ですぅ」
「あー、なるほど」
姉さんは僕の手をつかんできた
え?なに?
「デートしよっ?」
「え?うん♪・・・どこ行く?」
「お散歩デートでいいよー」
近所の川の近くに人気の散歩コースがある
途中に喫茶店や小料理屋なんかがある
手をつないで歩く
落ち着くなぁ、、、
「昔、ここで一緒に散歩したの覚えてる?」
「え?ないや、、、」
「そっかぁ、、」
姉さんとの思い出はあやふやではっきりと思い出せない
母さんにされた事が強烈で吹き飛んでしまったのかもしれない
姉さんが僕をちらっと見て微笑んだ
「瑞希くん・・・ちょっとかっこ良くなったね」
「へ?、、そうかな?」
「ん、ちょっぴり成長したね♪お姉ちゃんは嬉しいです」
「あ、、、ありがと、、」
素直に嬉しい
いつまでも子供じゃダメだもんね
日々、勝手に成長してるみたいだけど・・・・うん
けど精進します、、、
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