姉さん、寝ちゃったよ・・・
お酒弱いのに無理しちゃて・・・
今日は泊まっていくことになった
マンションの部屋の主で新年会の主催者のモデルの凜さんのご好意に感謝
「彩花ちゃん、寝ちゃって・・かわいいんだから」
「あの、ありがとうございます」
「いいのいいの♪」
姉さんより年上のモデルさんだ
美人さんだなぁ・・・
お茶をいれてもらった
凜さんは姉さんに毛布をかけて頭を撫でた
「小生意気な妹みたいな子だったのに、すっかりお姉さんになったね、この子は・・・」
「姉さんとは長い付き合いなんですか?」
「うん、私がデビューした時からね・・」
お茶を一口飲む
ハーブティーかな?
優しい味がする
「この子はいろんなジャンルをこなす天才写真家だよ・・・でも、肩書きをとれば普通の女の子」
「・・ん?」
「瑞希くんに会いたいってずっと言ってたよ・・本当に会えてよかったね」
「・・あ、、はい、、」
姉さん、ずっと想ってくれてて嬉しいよ
「瑞希くん、甘えなさい、彩花ちゃんのためにも、君のためにも、ね?」
「でも・・男らしくなりたいんです」
「それは後でいいのよ、今は再会できたんだから、たっぷり会えかった隙間を埋めるの、それが一番よ・・・なんだか恋人に言うセリフみたいに聞こえるけどそういう意味じゃなくてね・・・」
姉さんとはそういう関係なんだけど
言えるわけない・・・
「布団敷いとくから、今日はもう寝なさい」
「あ、はい、、」
「・・ふふ、私も君みたいな弟ほしいなぁ、本当にかわいいね♪」
なんだか照れます、、、
至らぬ弟なんですが、、、
布団をしいて姉さんを寝かせる
ふぅ・・・
寝顔、かわいいなぁ、、
「彩花ちゃん、美形よねぇ、うらやましいわ」
凜さんが姉さんのおでこにキスをした
「凜さんもきれいです」
「あら、嬉しい事言ってくれるね♪襲っちゃうよ?」
「えっ!?、、」
「彼女いないの?」
「い、います!、、、」
「そ、残念♪おやすみ」
凜さんにウィンクされた
あー、ドキドキしたぁ、、、
電気を消して布団に入る
姉さんの寝顔を見つめてホッとして
瞳を閉じた
もぞもぞと布団の中に何か入ってきた
「ね、姉さん?」
「おはよ・・」
「まだ夜ですよ、、」
「んー、瑞希くん、一緒に寝ようよ、、」
「は、はいはい、、」
抱き合ってるとあったかいや
「瑞希くん、お年玉で何か買うの?」
「姉さんにプレゼント買おうかなぁ、、」
「きゃー、、でも自分のために使いたまえよ、君のマネーは君のものだっ」
おしゃべりしてたら寝れないよ、、、、
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