姉さんには迷惑かけてばっかりだなぁ・・・
何かお返しがしたい
でも何がいいかな・・・プレゼントとか?
でも特にほしいもの無いって言ってたしなぁ
村田先生と昼食中
「はぁ・・・」
「なに悩ましい顔してるの?」
「村田先生はプレゼントにもらって嬉しいものってあります?」
「師匠とお呼びなさい、頑丈な手錠」
「・・・」
「冗談よ?誰にあげるの?」
「か、彼女に、、、」
「おー♪」
先生がにやにやしてる
姉さんって言ったらぜったいいじってくるからなぁ
「ま、君の思うようにやりなさいな」
「はい・・・」
「・・・・放課後、時間ある?」
「はい・・・・はい!?」
さてさて
村田先生の車に乗って連行された場所・・・
「はい、いらっしゃい我が家へ」
「・・・マズイんじゃ」
「へーきへーき」
頭を撫でられた
いいの?生徒を自宅に連れ込んでも・・・
きれいな家だな
ガレージにはポルシェがとまっている
「ただいまぁ」
「おかえり、結愛」
うわ・・・かっこいい中年の男性が出迎えてくれた
キリッとしている
芸能人みたい・・・
「おい、結愛?」
「あ、弟子です」
「おい・・・・おい・・・生徒連れてくるなよ」
「文句ある?」
「・・・すみませんハァハァ」
家の中に案内された
コーヒーをいれてもらった
「瑞希くん、待っててね?」
「あ、はい・・」
村田先生がリビングから出ていって
中年の男性と二人きり
じーっと見られている
「・・・・」
「あ、あの、、」
「結愛の好きそうな子だ・・・ふーん?何歳だ?」
「じゅうろく・・今年で十七です」
「・・・男性ホルモン不足しすぎだぞ」
「あ、、自覚はしてます」
「・・・まぁいい、かわいい奴だな!うりうり」
頭をがしがし撫でられる
「あの、、村田先生の恋人ですか?」
「普通はお父さんですか?とか聞かんか?」
「え?お父様ですか?」
「そうだ!」
村田先生のお父さんだったのか・・・・
あー、たしかに顔つき似てるし
・・・・かっこいいなぁ
村田先生の容姿はお父さん譲りか
「んで?弟子くん、名前は?」
「あ、遅れまして・・・境瑞希です」
「俺は村田亮太だ・・・ん、よろしくな♪」
頭を撫でられた
いい人っぽい、、、
なんだかすごい安心感がある・・・、、、
お父さんってこんな感じなのかなぁ
「ま、お菓子でも食えや!俺の手作りだ」
「わ、すごい、、」
「・・・・ちょっと聞きたい事があるんだが」
「え?なんですか?」
「結愛、職場で悪さしてないだろうな?」
思い当たる事はいっぱいある
教頭先生とか冬のボーナスとか
「な、ないです!」
笑って嘘!
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