瑞希・・・瑞希・・
母さんが呼んでいる
「母さん?」
瑞希、愛してるわ
「嘘だ・・・母さんは僕の事を愛してなんかいない」
愛してるわ・・・
「うるさい!黙れ!あんたなんか大嫌いだ!」
・・・・愛してるわ、瑞希
「やめろ!やめろ!」
愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる
「やめて・・・・やめて・・・・」
瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希
「いや・・・いやだ」
瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希瑞希
「その声で僕を呼ばないで・・・・」
貴方は私から逃げる事はできないのよ
「どうして・・」
私が貴方の母親だからよ
「意味が分からない・・」
貴方が私を否定すればするほど、貴方は私から逃げられなくなるのよ
瑞希、愛してる
愛してるわ
目がさめて起きて呼吸が乱れて
姉さんがいなくて
不安で、動悸がおきる
電話をかけた
「瑞希くん?」
「お姉ちゃん、怖い・・怖い・・怖いよ、怖い、僕、ダメ」
「待ってて!すぐ行く!」
暗い部屋
一人で震えている
なんでこんな夢見るの?
なんでこんなに母さんに縛られるの?
なんで?なんで?
どうして?
どうして?・・・・僕はこんなに弱いの?
姉さんがすぐに帰ってきてくれて
抱き締められて、ようやく落ち着いた
「・・・瑞希くん、どうしたの?」
「・・・分からない」
「怖かった?寂しかった?」
「姉さん、僕・・生きていけるのかな?」
「大丈夫・・お姉ちゃんがいるよ」
母さんはいつまでも僕の頭の中から消えてくれない
いつまでもいつまでも・・・
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