「瑞希くん、ただいまっ!、、、」
出迎えて抱きつかれて安心して、、、
あー、姉さんに会いたかった、、
たった半日なのになぁ、、
「うはぁ、、」
「姉さんの好きなラザニア作ったんだ」
「あー、もう、、好きだぜ、、ライキュー、ラビュー、、」
姉さんの嬉しそうな顔が見れてよかった
おいしそうに食べてくれる
「姉さん、お仕事どうだった?」
「ん?あー、なかなかいい写真が撮れたしグッジョブしました、瑞希くんは?学校どうだった?」
「んと、、まぁ・・」
僕が思い込んでるのと違った・・・
「またお悩みかね?」
「あ、いや・・僕って自分ではクラスで浮いてて友達いないやつって思ってたんだ」
「うんうん?」
「でも、友達って思ってくれてた、嬉しかった・・」
「瑞希くん・・ちょいちょい」
姉さん、真面目な顔してる
なんで?
「君、人を信用してないでしょ?」
「え?」
・・・・・言葉が出ない
図星だった
「きって裏切られる、って無意識に構えてるんだと思うよ」
「・・・かも」
「君、普通に接してるし、いい子だもん・・・今まで深い関係になる人っていた?」
「姉さん以外はいないよ?」
姉さんはため息をついて僕の頭を撫でた
「環境が変わっても君が変わらないと・・・・次のクラス、大学、会社・・きっと君はいつまでも自分で自分を孤立させちゃうよ?」
「うーん・・」
「ま、一番信用したい人にああされちゃったからかもしれないね・・・」
母さんにあんな事されたからかな?
信用できないのは・・・・
「よし、自分から遊びに誘ってみ?」
「う、うん、、」
「うんうん、瑞希くん成長できるよ、がんばれ」
姉さんは僕を見ている
ちゃんと・・・人として
叱って導いてくれる
嬉しいなぁ、、、
「さ、お腹いっぱいになったしデザート食べよっかな、、、」
「あ、ごめん、甘いもの買ってないや」
「ん、、、、」
「あ、、、、僕ですか、、」
「、、、今日もお姉ちゃんが犯してあげる、、、」
主導権握られてばっかり、、、
翌日、登校した
暖房の周りにみんなあつまっている
加湿のためにストーブの上にやかんが乗っている
「おはよ、瑞希!」
「あ、うん!おはよ!」
「なんだよ?上機嫌だな?」
「あ、あのさ?今度クラスのみんなでカラオケ行かない?」
みんな一瞬キョトンとしたけど
すぐに笑ってくれた
「おー、瑞希がそういう事言うようになったか!」
「いいね!」
「瑞希・・・成長したなぁ」
「お前は何様だ」
ちょっぴり、成長できた気がする
姉さん、ありがとう、、、、
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