自分の思い込みって怖いな
「だいたいさ、お前全員のメアド知ってんじゃん」
「あ・・・うん、、」
「学園祭の時、お前がいなかったら料理の催しなんてできなったんだぞ?すっげー頼りになったし、お前目当ての女子がいっぱい来て売り上げもよかったし」
「・・・、、」
そういえば・・・あの時は僕がみんなに料理の指示をしたっけ
「まー、ちょっとは一緒に遊ぼうぜ?母さん亡くなって辛いだろうけどさ、俺はお前を友達だと思ってるし好きだぜ?」
肩をぽんっと叩かれた
ちょっとウルッときてしまう
「ごめん・・・ありがとう、僕も好き」
嬉しくて素直に笑えた
・・・・あれ?顔を赤くしてそっぽを向かれた
「・・・今年は女装カフェでもいいかもな、、」
「へー、そういう趣味だったんだね」
「ちげぇ!、、、俺練習戻る!じゃあな!」
手を振って別れた
さて、帰っても暇だしな・・・なにしてようかな
カキーン
野球部の方でいい音
ん・・・・村田先生だ
なにしてんのあの人
野球部の子に聞いてみよ
「ねー」
「おぅ、瑞希、筋肉ついたか?」
「まぁまぁ・・・なにしてんの、村田先生は」
「練習前に少し打たせろって、あー、惚れる、、結愛ちゃんサイコー、、」
「・・・・」
たぶん、バッティングセンターに行くお金を浮かすためにやってるんでしょうが・・・・
あの人自由すぎる・・・
村田先生に顧問の先生もくぎずけ・・・
胸、エロい・・・
村田先生が一礼して上着を着た
「お、瑞希くん」
「・・・・」
「君の思ってるとおりだよ、節約節約♪」
帰ろうとしたけどちょっとお茶の相手しなさいと言われて
休憩室まで連れ込まれた
「ま、座れ」
「師匠・・・」
「お♪なんだ弟子」
頭撫でられた
やっぱり僕は猫みたいなもんか?ペット的な、、
「あの・・・独身でいるって幸せですか?」
「当たり前よ」
「へ?」
「自由だし」
「まぁ・・・はい」
「まー、好きな人は・・・いるけど、結婚できないし」
「なんでですか?」
「それはね・・・」
色っぽい目で僕を見つめてくる
え・・・?、、、ええ?、、、
「したくてもできないから」
「せんせ?、、」
近づいてくる、、
なにこれ、、、
「禁断の愛だから」
「あ、あの・・・僕は・・・ごめんなさい!、、、」
姉さんが好きだから
先生の気持ちには、、、
「は?邪魔、ちょっとどいて」
僕の後ろの戸棚に手を伸ばしてお茶っぱの缶をとった
「・・・なんて事は冗談」
「・・・、、」
「愛らしい目で見るな、弟子」
「にらんでるんですけど、、」
村田先生は苦笑した
冗談・・・・なのかな?
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