業界内の人たちでクリスマスパーティを催す事になって
僕も姉さんに誘われるがままついてきた
姉さん、お洒落して綺麗だなぁ、、、、
たくさんの人がいる
「あー!瑞希くーん」
前に会ったモデルさんたちだ
すぐに囲まれる
「瑞希くん元気だったぁ?前に会った時よりかわいくなったね」
「今日はお姉さんたちと楽しもうよぉ」
「持って帰りたくなる、、、この子、、」
あー、どうしよ
姉さんが不機嫌そうにどっかに行ってしまった
僕はどうしようもなくてモデルさんたちにされるがまま
モデルさんたちいわく僕はほっとけない子らしい
うぬぬ、、、男らしくなろう
「瑞希くん、デザートあるよ?」
「わぁ、、甘いもの好きです」
「あー、、かわいいなぁ、、嫁においでー♪」
きゃっきゃされる
まぁ、恋愛対象にはならないよ、僕は
そーいうもんだと思う
ペット的感覚だよ、うん
姉さんどこに行ったのかなぁ・・・
「誰?こいつ・・・」
ん?なんかにらまれてる
僕と同年代ぐらいの綺麗な女の子
モデルさんかな・・・
「くるみちゃん、彩花先生の弟くんだよ」
モデルさんが紹介してくれた
「境瑞希です、よろしく」
「花園胡桃・・・・どうも」
なんか冷たいかんじだな
でもかわいい顔だなぁ
「瑞希か、女みたいな名前ね」
「まぁ・・うん」
「・・・・・じゃ」
モデルさんたちにキャッキャと頭を撫でられる
「胡桃ちゃんは不機嫌女王様だからねー、気にしない気にしない」
「愛想悪いよね、あの子は」
「ツンツンしててもかわいいのよね」
結構浮いた存在なのかな・・・
しばらくモデルさんに捕まったまま
やっと姉さんと再会できた
「瑞希くん・・・」
「な、泣きそうな顔しないで」
「帰ったら覚悟して、、グス」
かわいいなぁ、、、姉さんは、、、
もう抜け出して二人きりになりたいよ、、、
僕は黙って姉さんの手を握った
姉さんはうつむいて照れているみたい
「よぅ、姉弟」
「つまようじ!」
爪橋さんだ
なんていうかヤンチャなおじさんだよなぁ
「なんだ?仲良さそうだな」
「仲良しでなにがわるい、洋二くん」
「目上にその態度はねえだろー」
「私の体目的で頻繁に飲みに誘ってきたくせにその態度ー?ばらしちゃうよ?」
「すんません・・・あー!おら、食え食え!飲め!全部タダだ!」
姉さん・・・目上の人を手のひらで遊んでる
「瑞希くん、お姉ちゃんは強いんだよぉ?、、」
「ん、そっか」
頭を撫でるとふにゃふにゃする
姉さんを狙う人は多い
いや、すごく多い
僕が守らなきゃな
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