西野くんが隣にいる
若干ドキドキ・・・
好きっちゃ好きだし・・・
かわいい後輩だと思ってる・・・年上だけど
顔もいいし、モテるみたいだし
いじりがいがあるし冗談も通じるし
「先生、指綺麗ですね」
「え?、、あ、そうかな」
「俺の手より小さいですね」
「当たり前でしょ、、」
西野くんが私の手に触れる
ビクッとした
西野くんは微笑んでから周りを見て誰もいないのを確認する
私の耳元でそっとささやく
「先生、顔赤いよ?」
「ん、、、」
「かわいいね、、」
「う、、嬉しい事言ってくれるね、君は、、」
この子、やっぱり女の子の扱いには慣れてるのかなぁ
本気じゃないのかも
やっぱり警戒、警戒
お弁当を食べてゴミ箱に容器を捨てた
ふー、満腹満腹
「先生、おいしいデザート食べに行きません?」
「ん?まじ?甘いもの好き、、」
「まだ時間ありますし、行きましょうか?おごりますよ」
「うはぁ、、」
西野くんについていく
ん?外じゃなくて?
人気の少ない廊下の角っこにきた
「え?どこ?」
西野くんはくすくす笑って私を抱き寄せた
「貴女はかわいいなぁ、、、本当に、、」
「嘘ついたね、、」
「半分本当で半分嘘・・・です」
西野くんがポケットからあめ玉をとりだした
私の口にむにっと押し付けた
「飴はおやつだよ?」
「えぇ、今からデザートにします」
「はぁ?んっ、、、、、」
キスしてきた
こーいう事ですか、、、
口の中で飴がころがって
彼の舌が入ってくる
二人の舌がにゅるにゅると絡まって
ほんとに甘いキスしてる
西野くんが私に腰を押し付けてくる
やだなぁ、こんな所で
甘い吐息が漏れてきて
それを聞いた西野くんは興奮してる様子
私もなんだかとろけそう
彼のキスはうまいけど瑞希くんのキスがいい
でも求めちゃダメだから
飴が口の中から消えても二人のキスは続いた
休憩時間、もうすぐ終わるよ?
そう言いたいけどしゃべる隙がない
口と口、舌と舌が離せない
たぶん、私も興奮してる
女だって性欲もある
スリルを感じて興奮もする
「西野さーん!どこにいます?休憩時間終わりますよー?」
そう声が聞こえて
西野くん角からが首だけ出して
「あ、悪い!今行くから!」
え?角の向こうにいるの?
見つかったら・・・どうしよ
「彩花先生知りません?」
「さ、さぁ?俺、窓あけてタバコすってたから分かんないや」
「あー、ここ禁煙ですもんね、見つけたら声かけてください」
足音が遠退いて
また二人の視線と
唇が重った
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