結局どうにもならなくて
僕も付き添うことにした
邪魔にならないようにしよう
「今から行く所ってやらしー事した場所?」
「み、瑞希くん、、、うん、、した場所」
「へー、、」
信号で停止して姉さんはうつむく
「ちょうど簡単な仕事ばっかりな時期だったからね、暇があった・・・・仕事場で、プロとしてサイテーだよ」
「姉さん・・・」
「反省して気を引き締めなきゃね、名の売れた写真家なんだ!私は最強!」
姉さんがガッツポーズをして
信号が変わった
さて、ついた
こじんまりした撮影スタジオ
まだ明かりはついている
「失礼しまーす」
僕も続く
姉さんの荷物持ちってことで入らせてもらった
「では、お仕事してきますかね・・・」
「がんばって、姉さん」
「うん♪」
僕は待ち合い室で待つ事にした
プロの現場はやっぱり緊張感に溢れている
姉さん・・・ここでも西野さんとしたのかぁ
あー、もやもやする
「君、かわいーね?」
「へ?」
モデルさんと女性カメラマンさんに囲まれてる
あちゃ・・・・
「彩花先生の弟さんかぁ♪」
「美人姉弟ですねぇ」
僕はこういうのは・・・嫌いじゃないけども
ニヤケ・・・・てるかもしれないけど
姉さんに見られたらどーしよ
「仕事おわた!」
「彩花せんせー♪弟くん私にください!」
「のーっ!ミーの弟はプレミアムなの!嫁に出すにはまだ早い!」
嫁・・・僕男ですが
しばらく姉さんを待った
まだ写真のことで打ち合わせがあるみたい
終わったのは午前1時ごろ
ぞろぞろと帰っていくひとたち
「姉さん、ちょっと・・」
「ん?」
「西野さんとどこでしたか教えて?」
「えー!?、、、」
「教えてくれないなら、、、お嫁に行きます、、」
「わーかったぁ、、、なにそのおねだりの仕方は、、かわいぃ、、」
姉さんに手を引かれて
機材のいっぱいおいてある倉庫に来た
「ここ・・、、」
「・・・僕にもして」
「え?、、、」
「僕としたってことに、上書きしてやる・・・西野さんの事忘れて」
「ん、、、」
姉さんがひざまづいて
手慣れたようにズボンを下ろす
嫉妬心でいっぱい
姉さんは口に頬張りぐちゅぐちゅとうごく
あー、やらしい顔
込み上げる罪悪感
やっぱり消えてくれない
「ん、イクよ?飲んで」
「ん、、、」
「っ、、、」
姉さんがごくごく飲んでくれた
「はぁ、、、」
「他には?ないの?」
「ここでは、、、ないよ、もう」
「そっか、、、ごめんね、帰ろ?」
「うんっ、、」
なんというか
女々しい男かもしれないな、僕・・・
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