姉さんは精神的にかなり波の少ない女性だ
生理の時期ものほほんと漫画を読んだりしている
逆に僕はかなり浮き沈みが激しいかもしれない
一日に何度も落ち込んだりする
だから姉さんのおかげで大分安心できる
察してくれて抱き締めてくれたり
すごく恥ずかしいけど落ち着くし
「マイブーム始めました!」
「何言ってるの?姉さん?」
帰宅した途端にドヤ顔
まぁ、かわいいからいいんだけど・・・
姉さんがゆるキャラの人形を見せつける
「モデルの子にもらったのー♪いっぱいあるみたいだから集めてみたい」
「へぇ、ゆるキャラ収集ね、、かわいいしいいんじゃない?」
「うふ、熊本の営業部長さんだよ、この子」
姉さんがくまもん・・だっけ、の人形をギュウギュウだきしめている
かわいいな、やっぱり女の子なんだな
「姉さんの誕生日には人形あげようかな」
「うは、、今月にあるから楽しみにしてるぅ、、」
「あ、今月なんだ、姉さん25になるんだね」
「ノー!24だよ?」
「え?姉さん今24でしょ?」
姉さんは首を横に振る
若作り?
「昔から早く大人になりたいって思ってたから誕生日の年にはその年齢になったことにしてる」
またわけのわからない事をドヤ顔で言う
「つまり、誕生日が来てないのに来年の元日から25と言うってこと?」
「そ!」
「姉さん、その癖なおしなさい」
「やぁ、、、努力します、、」
なんだ姉さん23歳か
僕との年の差は7歳差?
ややこしい姉さん・・・
「姉さん、僕の誕生日覚えてる?」
「うん、クリスマスでしょ?」
「あー、、覚えててくれてたんだ」
「大好きな弟くんの誕生日を忘れるわけないでしょう、、」
あー、、かわいい
姉さんを抱き締める
仕事してる所を見てからギャップがすごくて
なんだかさらにかわいく感じる
仕事場では気を張ってるんだなぁ
僕には甘えてくれて嬉しいよ
「瑞希くん、夕飯はハンバーグがいい、、」
「はいはい、分かったよ姉さん」
頭を撫でるとふにゃふにゃしはじめる
「瑞希くんにお姉ちゃんって言われるととろけそぉ、、、頭なでなでも好きぃ、、」
「もー、、」
イチャイチャするのは好き
でももっとほしくなる衝動
男だからかな・・・
いや、違う
好きだからほしいんだ
好きじゃなきゃしたいって思わないもん
母さんに嫌ってほどされた
愛を感じない交わり
あんなのはしたくない
「瑞希くん、、、瑞希くぅん、、」
ただ・・・きっと苦しめてしまう
姉さんだって罪悪感が怖いんだ
ゆっくり・・・
今はゆっくりでいいか
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