撮った写真を見せてもらった
は、はは、恥ずかしいな
でもよく撮れてる
姉さんは腕を組んでまだしかめ面だ
「西野くん、腕あがってきたね」
「ありがとうございます、先生」
「後でそのSDカードを渡したまえ、コピーは許さん」
姉さん鼻息荒い
まだ決めかねてるけど楽しかった
西野さんは肩をかるく叩いてくれた
「まっ、これを期にすこし考えてくれよ」
「あ、はいっ」
「さて・・・ちょっと彩花先生のそばにいてあげてくれない?俺はまだ仕事があるから」
「はい・・・」
姉さんは休憩室にいるみたい
自販機でジュースを買って休憩室に入った
「姉さん・・・」
「んー、、」
入るなり僕に抱きついてくる姉さん
「瑞希くんのあほぅ、、嫉妬させないでよ」
「姉さん?」
「昨日、一人で寝れた?寂しくなかった?」
頭をなでられた
さっきの雰囲気と違う
いつものふにゃふにゃな姉さんに戻った
「仕事場だと気を張ってなきゃいけないんだ・・瑞希くん癒されるぅ、、」
「ね、姉さん・・誰か来たら・・」
「君と離れるのがすごく辛いよ」
「姉さん・・・」
「だめだ、私、やっぱり君が一番大事だよ」
姉さんが涙目で僕の顔に触れた
やっぱり一日会ってなかったから寂しかったのかなぁ
僕は頭を撫でてあげた
「姉さんはあのモデルさんたちよりきれいだよ」
「う、、、」
「嫉妬しないで?」
「瑞希くんにやにやしてたから嫉妬しないほうがおかしいよ、、、」
見られてた・・・
姉さんにお詫びしないとな
姉さんを抱き寄せて
唇を近づける
姉さんのほうが背が高いから
ちょっと見上げるように
トントン
ノックされてびっくりしてすぐに離れた
「な、何者だ!」
「は!?に、西野です、先生、撮影お願いします」
西野さんが休憩室に入ってきた
「殿の寝床に抜き足差し足で入った気分になりましたよ・・・」
「うぬ、、ごめん」
姉さんがカメラを持って休憩室をでていった
「あ、なんかあった?」
西野さんが不思議そうに僕に問いかけた
「あ、や・・・帰ったらなに食べたいって聞いてあげた後、時代劇の話になって、その時にノックされたからかなぁ」
「なるほど・・・・わかんないけど・・・・ちょっとおいで、お姉さんの仕事を見てみなよ」
「あ、はい!」
姉さんの仕事は家でパソコンでなにかしてるぐらいしか知らないから
興味ある
どんなふうに撮影するのかなぁ
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