彩花さんに抱きついたまま離れられなかった
「か、彼女作ってさ?ね?」
「・・・姉さんがいい」
「え?」
「姉さんが・・・その」
「い、、、いや、、、」
「あ、ごめん、、、忘れて」
離れてうつむいた
彩花さんの顔見れないや
「瑞希くん・・・覚えてるかな」
「な、なに?」
彩花さんが僕の顔をガシッと掴んだ
気づいたら唇を重ねていた
優しくふれて
すぐ離れた
子供っぼい口づけ
「えと、君のはじめてのキスの相手、私なの」
「・・・そうなの?」
「うん・・・君が小学生の時に・・ね」
母さんじゃなくて姉さんがはじめての相手だったのか
それを聞いてなんだか嬉しくなった
男だけど・・・やっぱり好きな人にされたほうがいいに決まってるもん
「はじめてキスした相手にはずっと好きになっちゃう魔法がかけられちゃうんだよ・・・」
「おねえちゃん・・・」
「瑞希くん、好き・・・」
また顔が近づいて
僕も答えた
また、いけない事しちゃうのかな
彩花さんはなかなか唇をはなしてくれない・・・・ようやく離すと熱っぽい目で僕を見つめる
「あのね・・・えっちはダメ」
「うん・・・僕もそれは怖いから」
「だから・・・お手伝いはするよ、瑞希くんが私を感じながら気持ちよくなれるように」
「うん・・・お姉ちゃん、大好き」
「あ、、、うんっ、、、すきすきっ、、」
電気を消してソファで抱き合う
窓の外の月明かりが微かに二人を照らす
「ちょっと緊張してる?」
「姉さんにされるかと思うと・・・すこし」
「大丈夫、好きな人とできるんだから・・・緊張しないで」
彩花さんがゆっくりと僕のズボンの上からさわってくれる
優しく撫でてくれるとすぐに反応してしまう
「あ、、、やっぱり高校生だね、、、元気くん」
「姉さん、やらしいよ、、、耳元で言わないで」
「ん、ほら・・・こすってあげる」
ゆっくり優しくこすられる
もうダメだ
こんなに早く出そうになるなんて
「あ、ねえさんっ、、、」
「いいよ、我慢しないで」
「おねぇちゃん・・・好きっ」
「私も好きっ」
キスして
彩花さんの手の中に出してしまった
息が乱れてどうしようもない
暗闇のなか抱き合ったまま
たぶん二人の服にもかかっちゃってる
汚しちゃったなぁ
静まり返った部屋の中
二人の吐息が聞こえる
「あの・・・瑞希くん」
「ん?なぁに?」
「これからは・・・我慢しなくていいよ」
「・・・ん、我慢する、姉さんに迷惑かけたくない」
彩花さんは返事をキスで返した
迷惑じゃないよって言いたかったんだと思う
満たされたまま眠りについた・・・
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