職員室の明かりがついている
ノックして入ろうと思ったけど・・なにか話声がした
なんだろう・・・
そーっとガラス窓から覗いてみる
村田先生と・・・教頭先生?
「村田先生、私の力を使えば貴方をクビにするくらい簡単なんですよ?」
「えぇ、承知しています」
「嫌なら私の愛人になりなさい」
村田先生の肩をつかむ
うわ・・・これは不味いな
助けないと!
教頭先生が村田先生の後ろにまわって大きな胸を触る
入りにくい
「愛人ですか・・・」
「そうです、綺麗な胸をしていますね・・・実にいい」
服が乱れるくらいさわっている
教頭先生も大分興奮しているようだ
「我慢できないな・・・ここでしましょうか」
「やめてもらえますか・・・」
「その台詞、私を興奮させるだけですよ?いっ!?」
村田先生が教頭先生の股間を掴んだ
「男性の精巣、つまらキンタマを潰すのに必要な握力は40から50キロほどらしいです、私、空手をたしなんでいますので余裕です♪」
「あ、あうあう」
「こんな貧相なご子息で私を満足させる事ができると思ってるのなら貴方は相当な阿呆ですね、やってみますか?」
「う、うぐぐ・・・すみません、許してください」
「今の脅迫、ボイスレコーダーに録音しておきました、全校放送で流してもよろしいですね?ねっ?」
「たのむ!それだけは!」
教頭先生は土下座した
なんだ・・・脅迫倍返しされてる
「嫌なんですか?分かりました・・・考えておきます、私も大事にはしたくありません」
村田先生はドアを開けてポカーンとしている僕の肩を叩いた
「帰るよ、瑞希くん」
「は、はい・・・」
帰っていいのか
この状況
教頭先生、哀れ・・・
「き、君!そこの生徒くん!」
「はい?」
「この事は誰にも言うなよ?」
「えー?僕、そんな約束はできません♪」
「な・・・」
村田先生はくすっと笑った
「やっぱ君は同類だ・・・あ、教頭先生?」
「なんだ!」
教頭先生涙目だ
「冬のボーナス、楽しみにしてます♪」
すっごい、この人
穏便にすませるつもり全然ないじゃん
帰り道
村田先生はアルコールティッシュで手をふいてため息をついた
「きったないオヤジね、品がないわ」
「先生、怖い」
「教師は怖いくらいがちょうどいいの」
村田先生はまるっこい古そうな車に乗った
「じゃあね、小悪魔くん」
「はい・・・」
村田先生が手を振ってから帰っていった
「僕、小悪魔じゃないよ」
たぶんね・・・・
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