引っ越ししてからしばらくたった
彩花さん・・・姉さんとの生活もだいぶ慣れてきた
このまま平和な生活を遅れればいいかなぁと思うけど
体が快感を求めるのがどうもしようもない
えっち・・・・したくてしたくてたまらない
彩花さんをいやらしい目で見てしまう事もあったり
こんなのいけないよね
なんとかしなきゃ
「瑞希くん、付き合ってくださいっ!」
「え・・・?」
また告白されちゃった
僕はひ弱だけど意思はしっかり持ってるつもり
男として責任とれないならお付き合いはしない
今は快楽がほしくてたまらないから
体だけの関係になっちゃうかもしれない
そんなの嫌だから
「ごめんね・・僕は誰ともお付き合いできないよ」
「う・・・・そっか、ごめんなさい!」
なんだかサイテーな事してる気分
断るってしんどいな
「モテる男はつらいね」
「村田先生・・・」
「なによぅ、付き合ってみなさいな」
見られてたのか
なんか恥ずかしいな
「放課後に告白とかね、青春って感じだ」
「先生、なんの用ですか?」
「暇ならお茶に付き合いなさい」
「またですか・・・」
村田先生と付き合ってるんじゃ?とかいう噂が広まってる
けど村田先生は気にしてない様子
休憩室でお茶とお菓子をだされた
「先生、雑費の無駄じゃ・・」
「ポケットマネーで買いました」
「そうですか・・・・」
スマホのバイブが鳴る
彩花さんからかな
「メールじゃないの?」
「怒らないんですか?持ち込み禁止ですよ」
「かわいいから見逃す」
ポッキーをぽりぽりかじってそっぽを向いた
「彩花さんからだ・・・ふーん」
今日、大事な話があるから寝ないで待ってて・・・か
なんだろう
「彼女?」
「姉さんです」
「へ・・・彩花って・・私の好きな写真撮影家と同じだ」
村田先生はあたりめを食べながら横からスマホの液晶を覗いている
「あ、姉さんも写真家ですよ」
「え?フルネームは?」
「有村彩花・・・」
「え?えぇ?まじ?嘘ついたらスマホの件ばらまく」
「嘘じゃないですよ・・」
「おぉー、君があの有名な有村彩花の弟だったとは!」
「僕はあんまり知らなかったんですが」
「もぐりめ・・・今度展覧会があるから行ってみ」
「村田先生、お電話です」
「はい、今行きます」
急にしゅっと雰囲気を変える村田先生
クールなのかクールに振る舞いたいのか
どっちなんだろ
さて、帰ろう
彩花さんの大事な話ってなんだろう?
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