時刻20時15分気温11.5℃
路面状態、ややウェット
気を付けて運転すれば危険ではない
「結愛、ゆっくり運転しなさい」
「ん・・・出発っ♪」
結愛がニコニコしながらシフトを操作した
スムーズに発進
エンストの心配は無さそうだ
・・・・・なかなか上手いではないか
ま、初心者にしては、だが・・・・
コペンは固めの足回りだが無茶をさせてはいけない
「前輪駆動ってアンダーが出やすいんだよね?」
「おう、そうだよ・・・・ふぇ?結愛?」
「ゲームとか動画で勉強したの」
なかなか・・・いいな
いや、ダメだ!
褒めるな!褒めたらダメだ!俺!
法定速度内で走るにしても同乗者に負担の少ない運転をできる人は上手い
結愛はそれができている
さすが俺の娘といったところか
いや、関心しちゃいかん
後ろから爆音が聞こえる
あぁ、時間的に・・・
「結愛、そろそろ帰るぞ」
「やだ」
(。・ω・。)・・・・威厳がない
後方からRX7が近づいてきた
勝てる相手ではないな
運転席には女性・・・・ん?
「結愛、安全な所で停車」
「ん、わかった」
コペンが停車するとRX7も停車した
俺はコペンから降りてRX7に近づいた
「おい、歩」
「やっ、いい夜だね」
「お前、なにしてんだよ?」
「ん?テスト走行、チューン依頼されたからね」
「誰に?」
「新しいカ♪レ♪シ♪」
ウィンクした
かわいいがなんかムカつく
「来世は諦めるか」
「あ、ごめっ!ゆ、結愛ちゃんこんばんわ!運転楽しい?」
焦って話題をすり替えやがったな
とりあえず練習ということでしばらく運転、歩はテスト走行している
まぁ・・・結愛はなかなか上手い
女は基本、運転は下手だと言われているが
歩のようにとんでもない女もいる
結愛も磨けば光るだろう
・・・・・・っていかん!
俺、なに考えてんだ!
「運転上手いとえっちも上手いんだってね」
「結愛、いきなり何を言い出すんだ」
「私、上手い?ねぇ?」
ニコッと笑う結愛
かわぃい・・・
「ま、まだまだだよ!おら、運転かわれ!俺がお手本をおしえてやる!」
「はぁーい、怖い運転しないでね」
結愛と座席を交代
運転席に座ってとりあえず一言言いたかった
「ひさしぶりだな」
ハンドルをぽんぽんと叩いた
結愛をよろしく頼むぞ
「車にも愛情は伝わるんだ、大事にしろよ、結愛」
「ん、分かった」
うし、久しぶりに走らせてみるか!
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