赤い舌が唇をペロリと舐め
まだ股間に残る快感の余韻を楽しんでいる
目は閉じたまま
女の手が再び男の居る方へと伸ばされ目を開けると同時に
勃起したままのペニスを再び扱き出した
少し萎えはじめていたペニスが
再開された扱きによって十分な勃起状態になった時
女は再びポシェットの中から小さなビニルの包みを取り出し
端を口にくわえて引きちぎるようにその包みを開けた
開くと同時に中から丸いものが出てきて
女はそれを掌に載せビニルの包みを捨て
その丸いものを男のペニスに充てた
それはコンドームであった
精液溜りの小さな突起部分がゼリーによって本体に貼付けられて
輪をペニスに沿ってそのまま根元まで引き下げるように装着した
女はまるでストッキングか靴下でも履かせる様に
素早く慣れた手つきでコンドームをペニスにきっちりと密着させた
男はペニスに何かされているのが何となく感じ取れてきた
どうやら女が男に嗅がせたのは麻酔薬でその効果が徐々に薄れてきていた
ボーっとする意識の中で
男は自分の下半身に人影があり
その人影が何かをして動いているのは分かるが
それが何なのかはっきりとしなかった
薬のせいなのか男は声が出なくなっていて
言葉を発しようとしても
息が喉をひゅぅ~と抜けていくだけだった
女の目は爛々と光り輝く様に見え
自らのジーンズとパンティを脱ぎ
コンドームが装着されたペニスの上に跨がった
その間も女の手は男のペニスを扱き続け
ペニスは最大限の勃起状態を保っている
女の股間が男の股間と重なり
ヴァギナにペニスの先が挿入されると
女はそのまま腰を下ろし
男のペニスをすっぽりと自らのヴァギナの中に納めた
息を詰まらせる様に短い間隔で呼吸をしながら
腰を時計回りの方向に捻る様な感じで回し
膣の中でペニスがグニャリと擦れる様に回り
快感が膣壁から子宮を経て背中から頭頂部まで
滑る様な駆け上がる様な感覚で女を悦ばせ始めた
「あぅぅ~、ひっ、ひっ、くぅぅぅ~」
声にならない喘ぎを再び発しながら一気に快感が頂点に達してくる
「あっあっあっ、あっっ~、いいいっいいぃぃ~」
ペニスに加わる膣の圧力は痛いモノでもキツいモノでもなく
オナニーとはまったく違う擦られる感覚が微妙で
初めての感触が男の性欲と快楽も一気に押し上げ
今まさに精液が迸る直前の状況となっていた
「ふぅ~はぁっはぁ~~あふぅっっ」
声にならない声を吐息と共に発し
同時にペニスから精液が発射した
ドクンドクンビクンビクンとペニスが律動する様に精液を放出すると
全てはコンドームの精液溜りに停められながらも
快感と射精した達成感と射精後の心地よい疲労感が
ペニスから男の下半身へそして腹部から胸部を経て
全身に脱力感が走った
オナニーとはまったく違う
これがセックスなのだと
たった今男と女が行うセックスをしたことを知った
女も膣内でコンドーム越しとはいえ男が果てたのを知ると
自らの身体で男をいかせたという現実と悦びを感じて満足した
「気持ち良いワ、もっと気持ち良くなりたいわね」
射精したとは言え
まだ萎えていないペニスをその膣の中で咥えたままの女は
肛門から脚の付け根周りの括約筋に力を入れて
ペニスを締め付け始めた
女の声を聞いてそれが誰なのかようやく男に理解出来た
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