(´・ω・)入学式だお
入学式といっても自動車学校
しかも空いてる時期だから生徒もそんなにいないはず
「結愛、入学金を確認しとけよ?」
「うん、ちゃんとあるよ・・・・・ねぇ?スクールバスがあるから送ってかなくてもいいよ?」
俺は結愛のあごにやさしく指をそえた
口説くときいつもこうしてる
「大切なお前を一人で行かせない、俺が守る」
「・・・・・」
(*´∀`)ジト目かわいいよぅうう!
「どうせ、この踏まれたカエル見せつけたいんでしょ?」
「なんで分かった!あと踏まれたカエルじゃない!ポルシェちゃん!ミドルネームはカレラちゃん!俺のマイラヴァー!」
「・・・・」
結愛が金槌をポルシェに降り下ろそうとするのを止め、自動車学校に向かう
新しい校舎だな、教習車は昔ながらのアレか
「ついたぞ!」
「ん・・・・夕方までには帰れると思う」
結愛はトボトボ歩き出した
「結愛、待ってるぞ?」
「いいよ・・」
「心細いだろ?今日だけでも・・な?」
結愛が照れ臭そうに笑った
俺も校舎に入った
やい、教官ども!てめぇら俺の娘の運転に・・・
「おい、美中年(笑)」
「ん?早乙女か・・・かっこわらいいらん」
早乙女・・・・マッスル幽霊研究部員
早乙女はここの自動車学校で教官をしている
昔、俺は空手部部長兼幽霊研究部兼自動車愛好会に所属していた
俺も早乙女も車と幽霊が好きで仲良くなったのだ
「んで?お前が結愛の専属の教官になれるんだろうな?」
「ムリ」
「・・・・・結愛、安心しろよ?あれ?」
結愛はもう受け付けで入学の説明を受けている
(。・ω・)しゅん
「お前の娘、やっぱりすげぇかわいいよな」
「他の生徒が声かけてきたら、呪詛かけてやれよな」
「おう、得意分野だ、まかせとけ」
結愛はスタスタ二階に上がっていってしまった
(。・ω・)俺いらんやん
「早乙女、暇つぶしたい」
「自販機あるから甘酒のんで待ってろ」
「甘酒なんか飲まん、アホ」
「俺、生徒しごいてくるから・・じゃあな」
校内コースが見渡せる休憩スペースに来た
定番のコースだがやはり広いな
「おとうさん?」
「ん?終わった?」
「ゲーム機みたいなので練習したよ、次の予約とっていよいよ乗るみたい」
「そか、帰ったらすこし操作教えてやるからな」
「うん♪」
「さ、帰るか」
「はーい♪」
のんびりやればいいのだ
何事も・・・
「んっ・・チュッ・・ずっと我慢してた」
「結愛、まずいって・・・ん」のんびりできそうにはないな・・・
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