十数年後
俺はせっせと働き部長に昇進
(。・ω・。)だが独身、実家暮らしだ!
母さんは相変わらずきれいでモテる
「亮太くん、そろそろ独身から既婚にチェンジなさい」
「嫌です、独身は楽だもの」
「とか言って歩ちゃんの事忘れられないんでしょ?」
母さんはニヤニヤしている
かわいいおばさんになったものだな
「子供いらん、車がマイサン!」
「へ?いらないの?」
「いらん!」
「孫の顔が見たい・・」
「・・・考えときます」
「ま、いいや・・・来世、亮太くんの娘に生まれ変われたら幸せだな」
「は!?」
「いままでさんざん可愛がってあけたんだから!来世でお返ししてね」
「すこし涼んできます」
「おーい・・・」
外に出た
かあさんの冗談に付き合うのも悪くはないが
来世なんてないだろ・・ないだろ?
あの公園に来た
街が見渡せる
桜が咲いている
大きな桜の木だな
桜の木の下には蛆がわくって言うな(。・ω・。)キモッ
遠くから見てるだけでいいや
ベンチに座った
いい気分だ・・・このまましんでもいいや
「隣、いいですか?」
(。・ω・。)うほっすげぇ美人!
おぱいデカイ!
と思ってるのを悟られないように
「どうぞ」
紳士的に対応した
てかなんだ・・・いきなり
怖いお兄さんとか出てこないよな?
「きれいな桜ですね」
「えぇ・・」
隣に座った女性からいいニオイがする
「私・・・昔、ここで告白されたんです」
「ほぅ?」
「その人の事が今だに忘れられなくて・・・会えるかなって思ってここに来ちゃったんです」
女性が髪をかきあげた
腕にはミサンガがあった
「会えますよ、きっと」
「今から・・彼の家に行くつもりなんです」
「行く必要ないよ、歩」
女性は俺の顔を見てかたまった
そして・・・ずっとずっと見たかった笑顔を俺に見せてくれた
【おわり】
「おい、亮太」
「ポルシェたんはあはあ」
「ねぇ?」
「ポルシェたんはあはあ」
「ごめん、心の底から気持ち悪い」
「なんだよ?」
家をたてる時ポルシェのためにガレージをつけた
毎日ほおずりしている
「結愛ちゃん、東大に入るのやめて来年近くの大学に入るんだろ?」
「なんだよ、俺の家盗聴してんのか?」
「・・・コペンを結愛ちゃんのためにあげたい」
「なんかつっこめよ!あ?なん・・・だと?」
「もう車が必要な歳でしょ?」
「あぁ・・・てかコペンは俺の車だけど」
「え?なに?聞こえない♪」
歩はニコッと笑った
俺はコイツの笑顔が大好だ・・
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