あっ由美子さん!田中と吉川が、同時に素頓狂に声をあげた。個室に掛かった簾を持ち上げ、ニッコリと顔を覗かせたのは、、、。紛れもなく官能小説家であり、恭平の母でもある高木由美子だった。
「お邪魔でなければ、おばさんもお仲間に入れてくれないかしら?」
行き付けの居酒屋の個室にわざわざ部屋を取り、四人で心行くまで、変態話に盛り上がろうとしていたところだった。乳母桜ではあるが、突然由美子さんが加わることで、花が開いたように華やかになった。
パープルのブラウスに、白のミニ、ベージュのパンストが、綺麗な足をシックに際立たせている。細身ではあるが、しっかりと括れているので、恭平以外の男達は、一斉に○んぽがムクムクとしてきたはずだ。
「皆さんには、母がご迷惑をかけてすみません。恐れ入りますが、席変えしましょうか?」
手際よく、恭平が仕切る。けれんみのない恭平の性格は、今では同好会になくてはならない存在となった。
「お母さんは上座の奥で、右隣が田中さん。下座に健一さん、吉川さん。そして僕。僕は、皆さんの焼酎作りますから。ご遠慮なくどうぞ。」
「ああ美味しい!」
由美子さんが、ビールをジョッキーで半分程飲み干して、ニッコリと男達を見回した。流石に母親の貫禄とそこそこに稼いでいる作家のオーラが滲み出ている。
「恭平から今日の宴席聞いてたんだけど。本当に来るつもりなかったのよ。ご迷惑だし。」
由美子が、言い訳がましく私を見た。涼しげな目元と知性的な口許は、やはり美形の部類に入る。
「そうすると、何か新しい変態案件を入手したとか。僕達のような若い男達に、小説を膨らますための意見が聞きたいとか、、・。そんな感じですか?」と私。
「ほぼ当たってるわね。これを読んでくれる?」
由美子は、準備してきたニ三枚のワープロを男達に配った。男達は、グラスを置いて一斉に目を通す。
タイトルは、親子か獣か?布一枚で!とある。
「なんだかエゲツないタイトルですね。」
田中が、首を傾げた。
「これは、ある40代の主婦が、自分の息子との間の長年に渡る性的葛藤を手記にしたもので、私は、これに触発されて、、。今新しい母子相姦小説を構想してるわけ。ある主婦とは、私の大学時代の友人。
この友人は、ある時期から突然、息子とセックスすることを、夢見るようになって。その思いが日増しに募り抑え切れなくなり、、。悩みに悩んだ結果、私に相談があったの。
その内容をまとめたものがこれかな。」
ここで珍しく吉川が、発言した。
「この人は、セックス要するに息子の性器を迎え入れたいけど。かろうじて自分の性器を包み隠している布一枚が辛うじて獣になる自分を母親として押し留めているってことですね。」
「それにこう書かれてますね。」
今度は、私の番だ。
「この母の淫らな穴を隠している僅な布一枚を息子の貴方に勇気を持って剥ぎとってほしい。そうすれば、貴方は、この母を指や舌や貴方の硬いチンポで思う存分母を愛せるのに、、。
いやいや、母子相姦の実行者より、母子相姦を我慢している母と息子の方がエロいですね。」
「そうそう、貴方は賢いわね。私のテーマも最終的にはそこなの。
由美子が、興奮してきたのか、身をよじりながら私を見た。
「由美子さん話を変えてすみません。恭平や皆がいる前で、アレですけど、、。例のご褒美を具体化しませんか。」
と私。幸い個室だし、興奮してきた由美子を、辱しめたくなった。以前、由美子から、ご迷惑は何でもOKと確約を取っていたからだ。
「まあ、今ここで?」
由美子の顔が赤らんだが、満更でもないのは、すぐわかった。
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