由利子の葬式・・行くべきかな
結愛は絶対止めるだろうが
歩がジト目で俺をにらむ
「おい、口開けろ」
「んあ?やだ・・」
結愛は無傷で怪我はなかったから学校に行った
なるべく休ませてやりたかったんだがな・・
んで歩が看病しにきてくれた
「食えよ」
「やだぁ」
「・・・なんでだよ」
「まずは味噌汁だ、そのあとに白いご飯ちゃんを食べる・・マイルールだ」
「ったく・・」
歩はなんだかんだで俺のいう事聞いてくれる
(。・ω・。)満腹じゃ
病院食も悪くないな、薄味だが・・
歩は今日は仕事を休んで来てくれた
「歩、退院したらお返しするからな」
「うん・・あのさ、ちょっと大事な話がある」
「ん?なんだ?」
歩がじっと俺を見る
真剣な目で・・なんぞ?
まさか・・この前ので妊娠・・
「車・・廃車にしなきゃなんない」
(。・ω・。)・・なん
(。;ω;。)・・だと?
「インプレッサでよかったな、あの車じゃなきゃしんでた・・ほら泣くな」
「買って半年もたってない、インプちゃん・・俺の・・」
「次、また好きな車買えよ」
歩が俺の頭をなでる
けっこうショックだ・・またサーキットで走ろうと思ってたのに
「もう、車なんていらない!」
「もう恋なんてしないみたいな事言うな、生活必需品だぞ」
「今度は軽トラ買って隠居する・・もうやだ」
「元気出せ・・」
「お前、俺のコペン返せ」
「やだ」
「・・・」
車の事も考えないとな
ガラッ
ん?警察の人が入ってきた
(。・ω・。)・・変態逮捕しにきた?
「あ、あの?」
「失礼いたします、少々お話をよろしいですか?」
「あ、はい・・」
なんぞ・・警察手帳初めて見た
今回の事故の詳細を聞かされた
由利子の車が俺の車の助手席を狙って突っ込んできたらしい
・・・結愛を狙ったんだ
体がブルッと震えた
「あの損害賠償とかは・・請求したほうが?」
「元奥さまの親族はお亡くなりになってますので・・無理でしょう」
・・一人ぼっちだったのか、由利子
そういえば母子家庭で育ったって聞いてたが・・
警察の人が帰った
なんだか憂鬱だな・・
「亮太、元気だせよな」
「胸揉ましてくれたら元気出る」
「っ!?・・・えと保険金おりるみたいだしそれで車買えば?」
「スルーかよ・・いらない、車なんてもう乗らない」
「ほれ」
歩がカバンから車の雑誌を取り出した、俺は丁重に奪ってご拝読した!
「おー・・かっけぇ・・」
「お前って単純だよな」
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