私は、その日の夜。村瀬次長に誘われて赤提灯で一杯やっていた。私を労うために、村瀬次長が、一席もうけた格好だ。
私の直属には、30代の主任がいるのだが、現在長期出張のため不在にしている。
本来であれば、今日の朝の会議での発表は、この主任の仕事なのだ。不在のため私にお鉢が廻って来たってところか。
「いやあ、お前のプレゼンテーションは完璧だった。うるさい専務からクレームが一つもないとは。前代未聞だよ。」
酒好きの次長の赤ら顔が、テカテカと光っている。ご機嫌が、すこぶる良いのは、専務から、若手の指導が行き届いている旨のお褒めがあったからだ。
「有難うございます。普段から、次長に、何事もシンプルにそしてハキハキと業務を遂行せよ!この教えが私には、骨の髄までしみわたっおりますから。」
と心にもないことを私。
「ハッハッハ!・・入社二年目にして、ヨイショも冴えてきたし。見所あるよ!ウワッハッハ!」
村瀬次長は、更にご機嫌で私のつぐ日本酒を旨そうにぐいぐい飲んだ。
「ところで今朝の発表のスタイルは、昔流行ったQCってやつだな。今の若い連中は知らないはずなのに。誰に習ったんだ?」
今度は、次長が、真顔になって具体的な質問をしてきた。
「さすがですね次長、QCをご存知とは。母から教えてもらいました。」
実は、今朝会社迄母の車で送ってもらう道すがらのことだが・・・母が、色々とプレゼンテーションの極意を伝達してくれたのだ。
「健ちゃんこれからお母さんの言うことメモしなさい!大事なことその一。発表はなるべく簡潔に、ストーリー性を持つこと。その二現状分析、問題点、解決策あるいは対策、目標値と達成する期限、最後に課題あるいは歯止め・・の順番で可能な限り、ゆっくりと説明していくこと!」
母が、教師然として、噛み砕くように説明した。つい先程迄は、私の面前で股を広げていたというのに。そして、私の○ん○に突きまくられて鳴いていたというのに。
「うわあ、難しそう。でも母さんの教えかたが上手だから、何とかなりそう。」
助手席で拡げたパワポの資料に赤ペンでメモして行ったらあっというまに、まとまってしまった。「
「母さん凄すぎる。後は、緊張さえしなければ、上手く行きそう。」
赤信号の所で母がスカートに手を入れたかとおもうとパンティを脱いで私に渡した。スカートの奥には、ちらっと陰毛とビラビラが見えた。
「緊張してるみたいね。だから。はい、おまじないに健ちゃんにあげる。緊張したらハンカチのふりして母さんのあそこの匂いを嗅ぎなさい。」
「えっ母さんマジ?」
驚く私を尻目に。
「孝司にも同じことしてあげてるのよ。不思議とリラックスするらしいわ。」
母が、昔はしなかった茶目っ気のある視線を私に、送って来た。これも田中の影響だ。
「また、田中の話かあ!母さん首ったけだね。」
「そう、健ちゃんには、悪いけど。母さん今が旬の乙女なのよ。こうしてても、孝司に会いたくてたまらないのよ。」
運転席の母の横顔がうっとりとして上気していた。
「ごめんなさい、健ちゃんも大好きだけど。孝司は特別なの。」
「おいおい!俺の話聞いてんのか?」
村瀬次長が、大きな声をあげたので、我に帰った。
「ところで、次にだな。お前とお袋さんが○め○した話を聞かせてくれないか?」
村瀬次長は、かなりへべれけになっている。理性がなくなったようだ。
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