近くのデパートに向かった
混むだろうなぁ・・
「どう?新しい愛車は?」
「んぬ?トルクがいまいち・・だがこの安定性はいいよ、マジで・・」
「ほぅほぅ」
歩は俺の頭を撫でた
(。・ω・。)俺ってなんでこんなに頭を撫でられるんだろ
結愛は後部座席で何かしている
「結愛、何してんの?」
「キンドルで本読んでる」
「結愛、ギャグになってないぞ?」
「うっせ、ばか」
そっぽを向いたがちょっとにやにやしてる
(*´∀`*)かわぃいい!
ついた!
やっぱこんでるなぁ
「人たくさん・・」
「歩、食いもん買ったらさっさと帰ろうぜ」
「おぅ・・」
結愛は俺の腕にくっついてきた
「はぐれるなよ?」
「はぐれないように見ててよ?」
「あいあい」
ちゃっちゃと買い物して帰ろう
ふと・・見知った人がいた
「あ・・由利子」
「亮太・・結愛・・」
歩はきょとんとしている
結愛の体がびくっとこわばるのを感じた
「か、買い物か?」
「う、うん・・結愛、久しぶり」
結愛は無視してそっぽを向いた
歩は結愛の頭を撫でた
「あら・・あなたは?」
「・・亮太の新妻」
(。・ω・。)おまっ!??
「じゃないです・・あの」
歩は結愛をぎゅっと抱き締めた
「・・・私はあなたが理解できません」
由利子は苦笑した
「でしょうね・・」
結愛は歩の胸に顔をうずめたままだ・・
「・・・行こう、亮太、結愛ちゃん」
「お、おぅ・・またな由利子」
由利子は黙って手をふった
結愛はまた俺の腕にくっついてきた
「おとうさん・・怖い・・」
「結愛、おいしい物食べて忘れよ?な?」
「うん・・」
ビールとか食べ物を入れていく
たのしい買い物って雰囲気じゃない・・
買い物を終えて車の場所に戻った
「私、後ろに座る、結愛ちゃんおいで」
「あ、はい・・」
歩は昔からサバサバしてるが気が利く女だ
車を出した
結愛は歩に寄りかかって震えている
「結愛ちゃん・・怖かったね・・」
「怖くなんか・・」
「一生消えない傷がついたんだ・・素直に泣いてもいい・・怖がっていいよ」
「・・泣かない」
「結愛ちゃん・・」
「私・・強くなるもん」
「いい子・・」
結愛・・・
歩は微笑んで結愛の頭を撫でた
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