翌日・・
結愛を抱き締めたままずっとソファーに座っていた
「結愛・・愛してる」
何百回も言ってやった
安心できるように・・
「おとうさん・・」
「ん?どうした?」
「私の心に穴が空いちゃったのかも・・」
「穴・・?」
「おとうさんがどんなに愛情を注いでくれても・・その穴から流れ出しちゃうの・・」
「・・・その穴を埋めてもっともっと注いでやる・・俺の愛は無限にある・・結愛にだけは無限に注げる・・だから安心して求めていいよ」
結愛は俺をじーっと見つめる
すこし微笑んだ
「・・好き・・いっぱいちょうだい・・」
「うん・・いくらでも・・」
キスして・・強く抱き締めた
「おとうさん、仕事は?」
「休むよ・・辞めたっていい」
「ダメだよ・・」
「結愛が心配なんだよ・・」
「ん・・だいじょぶ」
仕事なんてどうでもいい・・・
今は結愛のそばにいてやりたい
いなくちゃならない
「・・会社に来い」
「え?」
「結愛が俺のそばにいれるように頼んでみる」
「・・だめだよ・・そんなの」
「いいんだよ、俺は偉いんだから!そしてエロい!」
「くすっ・・ばかぁ」
結愛を着替えさせて部屋を出た
結愛は俺の腕にくっついてきた
「ん・・」
「安心するか?」
「する・・おとうさん大好き」
もう愛しくてしかたない・・・
車に乗って会社に向かう
年末は忙しいがなんとか頼んでみるしかない
会社につくと社長室に直行した
隅田川三木雄
この長ったらしいのが社長の名前
「おほう、村田部長、なんだ?」
「社長・・お願いがあります」
「なんだぃ?」
「娘を近くにおいておきたいんです・・何もさせません!邪魔にならないよう・・年末だけでも・・お願いします」
俺は土下座した・・
なんとか・・なれ・・
「ダメだ」
「・・・社長」
「おとうさんにお茶を運んであげるくらいしてあげられるだろ?ね?お嬢さん?」
社長は結愛にウィンクした
結愛はニコッと笑った
「ざ、雑用もします!」
「うし、いい子だな」
社長・・あんたいい人だよ・・
「バイトとしていてもらおうか・・給料はおとうさんにもらいなさいな」
「俺!?」
「文句あるか?」
「ありません!」
「おぅ、じゃあ働け、部長よ」
「はいっ!」
で・・結愛の事を軽く紹介した
みんな
(*´∀`*)
こんな顔しやがる・・
金山はまた鼻血垂らしてるし
結愛は俺の机の近くにいられるようにした
「おとうさん・・」
「ん?」
「ありがとう・・」
「うん♪」
頭を撫でてやった
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