翌日
歩が何を言いたかったのかどうしても気になって電話した
「歩、昨日・・」
「ん・・あ、えと・・店来て話すか?」
「うん・・」
とりあえず歩の店に行こう
「おとーさん、めりくり」
「おはよ、結愛・・」
「暗いね?どしたの?」
「・・・少し出掛けるよ」
「う、うん・・浮気?」
「するわけないよ」
「じ、冗談だよ」
結愛の頭を撫でてから部屋を出た
車に乗る・・
もしかしたら結愛と近親相姦してる事がバレた?
・・・胸が重苦しい
店につくと歩が出迎えてくれた
「おぅ、亮太・・こっちで話そう」
「・・・ん、わかった」
休憩室に入って椅子に座った
コーヒーを渡された
「あの・・亮太」
「ん?」
「私はいつでも亮太の味方だ・・だから正直に言ってくれ・・・お前、結愛ちゃんとセックスしただろ?」
・・・・嫌な空気
ついに俺も終わりか
否定したっていい
でも・・・口が動かない
長い沈黙の後・・
「してる・・」
言ってしまった・・
歩は驚きもせず頷いた
「訳を聞きたい・・お前が自分の子供を虐待するはずがない・・」
「虐待はされてた・・元嫁がしてた」
「っ!?」
「結愛が元嫁に虐待されてると打ち明けてくれた時、同時に俺の事を異性として愛してるとも言ってくれた・・」
「受け入れてしまったのか・・」
「アザのついた肌を見ちまってさ・・もう・・どうしようもなかった」
歩はコーヒーを一杯飲んでため息をついた
「溜め込んでて・・辛かったな」
「罪悪感がすごいよ・・でも・・それ以上に愛しい」
「・・抱き締めた時、亮太のニオイがしたんだ」
「ん?」
「結愛ちゃんを抱き締めた時に・・亮太のニオイ・・わ、わかるか?あのニオイ・・微かにしたから・・もしかしたらって思ってさ」
歩は俺をやさしく抱き締めてくれた
「結愛ちゃんを虐待してるんなら一発ぶん殴るつもりだった」
「誰かに言うのか?」
「言わねーよ・・私はアンタの何だと思ってる」
それから細かく事情を説明した
結愛は俺と一生一緒にいるつもりという事も
中出しもしてしまっている事も
「はぁ・・ばか」
「中出しはマズいって分かってる・・俺バカすぎる」
「避妊薬飲んでるのか?」
「あぁ、管理はきっちり」
「・・・・あんまり無茶すんなよ?」
「あぁ・・」
「相談あったら私にしろ?いいな?」
「うん・・」
歩はずっと俺を抱き締めていてくれる
「他のやつらにはバレないようにしろよ?」
「分かってる・・」
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