なんとか体勢を逆転して外に出した
結愛は不満そうに俺をにらむ
「虎は外出しなんてしないよ?」
「いや、するぞ」
「むー・・」
結愛はまだ満足してない様子だ
不味いな、流されて中出ししちまうかも・・
「結愛、俺、疲れたから今日はもうおしまいにしよ」
「んー・・わかった」
とりあえず風呂に入ってからリビングに戻った
結愛が夕飯を用意していた
「ご飯食べて元気になってね」
「うん、ありがとな」
頭ナデナデして抱き締める
(*´∀`*)たまらん、かわいい
飯食ってダラダラする
ソファに寝転がると結愛が抱きついてきた
「ん?どした?」
「ぎゅっ、ってして」
(*´∇`)天使!!
抱き締めながらテレビを見る
こうゆうのは癒されるなぁ
結愛は俺の胸に顔をうずめる
「おとうさん・・」
「ん?」
「いじめてごめんね?」
「なんで?うれしかったぞ?」
「ん・・でもごめん」
(*´∀`*)もうドM
寝てしまっていた・・
結愛がいない・・どこ行ったんだろう
微かに話し声が聞こえる
結愛が電話で話しているようだ
「ん・・うん、いいよ」
友達か・・・
「デートなんて照れるよね・・うん、分かった明日デートしよ」
なん・・・だと
その言葉を聞いて胸が苦しくなる
結愛もやはり・・若い男のほうがいいのか
「おとーさん?」
「ん?」
「ベットで寝よ?」
「うん・・」
「どしたの?眠たい?」
頭ナデナデされた
不安でたまらない
デート・・別の男と?
・・・・もう俺は親に戻らねばならないのか?
翌日、仕事に集中できず、ずっと結愛の事を考えていた
どうしたらいい・・俺は
あっという間に退社の時間
街を歩きながらブラブラする
ふと、見てしまった
結愛・・男と手を繋いで歩いている
かわいらしい男の子だ
もう・・終わったのか
幸せな時間は・・
結愛のためならば・・もう・・何も言うまい
しばらくファミレスで時間を潰した
適当な物を頼んでぼーっとした
涙をこらえるのに必死だった
もう・・帰らなきゃな
父親に戻らなきゃ
車の運転できる自信がなかったからバスに乗った
結愛が待っている
明るく笑顔で帰ろう
玄関の前にたつ
ドアノブを握る手が震える
もう・・怖くて仕方ない
ガチャ
ドアを開けた
靴が二組ある
結愛の靴と・・見たことが無い靴
俺は・・逃げない
結愛のしたいようにすればいい
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