授業参観当日
(*゚∀゚*)有給取ったぜ!ヒャハァ!!
今日はこの前買った革ジャン着てこー♪(*´∀`*)
髪型もきっちりセットする
鏡に映った俺は・・
(。・ω・。)・・・
(。・ω・。)うむ!
(`・ω・´)いい男だ!キリッ
さて、そろそろ行くか
ジャージ姿の結愛を見れるなんて幸せ(*´∀`*)ハァハァ
車に乗ったら心もノってきた!!
(。・ω・。)オヤジギャグ!ドヤッ
運転しながら(*´∀`*)ランランルーな気分
時間的に昼食ってから学校行ってもいいな
コインパーキングに車をとめて街を歩く
(*´∀`*)心が弾むー♪スーパーボールくらい弾む♪
ふと・・遠くの方に花屋を見つけた
・・・由利子だ
花屋・・開いたんだな
どうするか・・会わないほうがいいよな
でも自然と足が動いていた
妻だった女に近づき声をかけた
由利子は俺を見て驚いた
「え・・」
「あ・・悪い、偶然見つけたから・・」
「・・・そっか」
「あの・・開店おめでとう、うまくいくといいな」
「ありがと・・」
「じゃあ、行くよ・・」
「ま、待って!」
由利子が俺の手をにぎる
「見てって・・私の店」
「いいのか?」
「うん・・」
もう気持ちは残っていない
愛はない・・でも長年連れ添った情はある
「じゃあ、少しだけ・・」
由利子が笑った
女は身勝手だな・・そんな事わかってても惚れるのが男だが・・
きれいな店内を見渡す
色々な花がならぶ
「きれいだな・・」
「私の夢だったの」
「そうか・・」
俺は彼女の夢を知らなかった
知り尽くしたつもりでも知らないもんだな
「花束・・もらえるか?」
「え?」
「結愛にあげようかと思うんだ・・花束作ってくれないか?」
「うんっ♪」
好きだった頃の笑顔と一緒・・・
今、幸せなんだな・・
由利子は花束を作ってくれた
綺麗だ・・すごく
「結愛・・元気?」
「うん、元気だよ」
「そっか・・」
「なぁ・・どうしてだ?」
「え?」
「・・・叩いたりしたんだろ?どうしてだ?」
「・・・・」
それだけは聞いておきたい
由利子は少しうつむいた
「わからない・・けど、私も昔虐待されてた」
「え!?」
知らなかった・・
「そういうの連鎖しちゃうんだって・・親に虐待された子が親になると・・高い確率で虐待するって・・本に・・」
「・・・そうだったのか」
由利子は俺を見た
泣きそうな顔で
「私は最低な母親・・ごめんなさい」
由利子は深く深く頭を下げた・・・・
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