買い物してる間に昼を過ぎた
歩はスポーツグッズを見ている
「筋トレすんの?」
「まぁーね・・適度な筋肉は女にも必要だよ、日本の女は筋肉無さすぎだしな」
「ほぅほぅ、じゃあ後で胸揉ませろよ」
「なんでそーなる・・」
俺も軽く筋トレはしてるがな
自重トレーニングで十分だ
若い頃もダンベル類はあまり使わなかった
歩はいくつかトレーニング用品を買った
「お前がいい体してる秘密が分かった気がする」
「うるせ・・腹減ったね」
「あぁ、なんか食おうぜ」
「マック行くか?」
「おお、いいな!昔歩とラブホの帰りに寄ったな」
歩の顔が赤くなる
「そういうの変わんないよね、あんた」
「お前にレースで勝った事はないがベッドでは負けた事ない」
「う、うるせー・・」
(。・ω・。)ドヤッ!
マックで昼を食べてからまたぶらぶらしてるうちに夕方になった
食材買ったし夕飯の支度しなきゃな
「歩、家まで送るよ」
「亮太の家に行きたい」
「ん?・・旦那は?」
「あの人は私なんか必要としてない・・」
「・・・相談に乗る事はできるぞ?」
「聞いてくれるの?」
「ま、夕飯食ってけよ・・俺の娘にも会ってみろ」
「悪い・・ありがと」
車を走らせる
歩は黙ったまま
どこの家庭にも問題はある
幸せな家庭を作るなんて相当な努力を費やしても難しいだろうな
家に招きいれた
「意外に綺麗な所にすんでるんだな」
「意外とはなんだよ・・」
「同棲してた時、部屋きったなかったもんな」
「お前とヤった後のティッシュがほとんどだったな」
「う、うっさいな・・」
冷蔵庫に食材をいれる
今日は結愛の好きなグラタン作ってやろっと(*´∀`*)
ぎゅっ
抱きつかれた
歩が俺の背中に顔をくっつけている
「相談聞くだけって言ったぞ」
「亮太・・浮気でもいい・・抱いて」
なんとなくこうなる事は予想してた
俺は無理だ
今は結愛以外の女に興味はない
でも・・歩を見てるとなにかかわいそうになってくる
振り向いて抱き締めてやる
「亮太・・」
「なんかあったのか?」
「うぅ・・」
頭をナデナデしてやる
女はか弱いもんだな
「抱いて・・」
「歩・・セックスはしない・・けど泣きたいなら泣け・・しばらくこうしててやるからさ」
「うぅ・・グスッ」
浮気になってしまう
どちらも傷がつく
絶対にダメだ
しばらく歩を抱き締めながら背中を撫でてやった
女は怖いと分かっていても優しくしてしまう・・男ってバカだな・・ホント
※元投稿はこちら >>